Aboutスズキ・メソードとは
「世界中の子どもたちがことばを自由に話している!」
スズキ・メソードは、ヴァイオリニストで教育家の鈴木鎮一が考案した音楽教育法です。赤ちゃんが、毎日繰り返し耳にしていることばをいつのまにか話せるようになることに着想を得た、「音楽を含めたすべての能力は環境によって育つ」という「母語教育法」に基づいています。音楽を通じて豊かな感性を育み、人間的に成長することを理念とするスズキ・メソードは、世界74の国と地域で約40万人が学び、広く受け入れられています。
スズキ・メソードのレッスンの進め方
スズキが変わらず大切にしてきたのは、子どもの無限の可能性を信じ、「生徒さん、ご家族、指導者」の三者が一体となり成長することです。教室でのレッスン、おうちでのお稽古という日々の積み重ねの先に、音楽を楽しむ豊かな心が育ちます。「できた!」という喜びをみんなで共有しましょう。
レッスンの核となるのは、「聴くこと」「音づくり」「繰り返し」の3つ。良い音楽を繰り返し聴くことが、成長への栄養源となります。また、「美しい音」とともに「美しい心」を育て、毎日繰り返し練習することがお子さんの力に変わります。
Step01
非認知能力
子どものころに楽器を身につけることで、やる気、やり抜く力、協調性などの「非認知能力」が育ち、学習や社会生活にも好影響があることがわかっています。
Step02
感性
演奏を通じてメロディやリズムだけでなく、作品に込められた「心」も吸収していきます。音楽的感性が磨かれ、豊かな表現力が育ちます。
Step03
記憶力
曲をたくさん聴くことで楽譜をかんたんに暗記できるようになり、習った曲を繰り返し練習することで記憶力も飛躍的にアップします。
Step04
創造力
東京大学の酒井邦嘉先生との共同研究で、スズキで学んだ生徒の脳は特にテンポ感に優れることがわかっています。音楽と言語のつながりや、練習法の解明が進んでいます。
4つの楽器から選べるレッスン
ヴァイオリン、ピアノ、チェロ、フルート。4つの楽器にはそれぞれ違った個性と魅力があります。
スズキのレッスンで美しいものを感じ、表現できる心を育てませんか。
音楽界のみならず、文化界から学界、ビジネス界まで、
幅広い分野でスズキ・メソードで学んだ先輩たちが活躍しています。
音楽の楽しさや、楽器を演奏しアンサンブルする喜びを学んだ
宮田大さん(チェロ科)
チェロ奏者 栃木未来大使 水戸室内管弦楽団団員
桐朋学園大学 特任教授、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学) 非常勤講師
日本音楽コンクールやロストロポーヴィチ国際チェロコンクール優勝。国内外のコンクールの審査員。
私は3歳からチェロを始め、音楽の楽しさや、楽器を演奏し、アンサンブルする喜びをスズキ・メソードで学びました。特に夏期学校で普段は会えない全国の仲間たちと一緒に、旅行と音楽を楽しんだことが印象に残っています。現在はチェロ奏者として各地で演奏していますが、「お客様や共演者と共に音楽で対話する事を意識し、音楽を楽しむこと」、「一期一会の演奏を心がけ、常に新しい音楽を感じて演奏すること」といった、スズキ・メソードから学んだ2つのことを大切にしています。
私の人間形成や精神修養に影響を与えた
佐藤康光さん(ヴァイオリン科)
公益社団法人 日本将棋連盟 棋士・九段
スズキで学んだヴァイオリンは、私の人間形成や精神修養にも大きな影響を与えたと思います。楽譜を見ずに弾けることは、暗譜というよりも指が自然に動く感覚であり驚きでした。無意識のうちに感性が磨かれ、「音のストーリー」がイメージできていたのかもしれません。それは、現在の職業になった将棋と共通する部分だと感じています。また、レッスンを通じて集中力が向上し、一つのことに打ち込むことで培われた探究心や自分の限界へ挑む精神は、その後の人生に大きなプラスになりました。
音楽を通じて築いた、かけがえのない友情や信頼関係
日置駿さん(ヴァイオリン科)
三菱商事(株)ワシントン事務所 マネージャー
オックスフォード大学法学部修士号
私は総合商社に勤務し、ワシントンDCで働いていますが、ヴァイオリンはどんな時にも手放す事の出来ない相棒です。ビジネスや交渉の場から一歩離れて、自分を表現し相手を理解することの出来る音楽を通じ、かけがえのない友情や信頼関係を築くことが出来ました。またスズキ・メソードのレッスンで培った集中力、想像力、そして周囲と調和する能力は、普段の業務にも大変活かされていると感じます。これから先もずっと、ヴァイオリンと共に夢を追いかけていきたいと思います。
誰の人生においても、必ずや、生きていく糧になる
恩田 陸さん(ピアノ科)
宮城県出身 作家
『夜のピクニック』 で吉川英治文学新人賞と 本屋大賞、『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と本屋大賞を受賞。
音楽家というのは、 よりよく「聴く」ことのできる人だと思う。 音楽家に限らず、この世のあらゆるジャンルで何かを生み出せる人は、他者に生み出されたものについても深く味わうことができる。スズキ・メソードはそのことをよく分かっているから、まず人の演奏を聴く、というところからスタートするのだろう。その重要さを、私もこの歳になってようやく実感できるようになってきた。スズキ・メソードで学ぶことは、誰の人生においても、必ずや、生きていく糧になると信じている。
今の仕事につながる習慣が身についた
中村香織さん(フルート科)
医学博士 医師 がん治療専門医(放射線治療専門医)
医師としての20年の経験から、知識や技能の習熟だけでなく、常に自分を向上させ、必要な時に集中力を最大限発揮する大切さを痛感しています。スズキ・メソードを学んだことで、楽器の演奏だけでなく、「コツコツ継続すること」、「自分に合った実力のつけ方を探すこと」、「集中力を制御すること」といった、今の仕事につながる習慣が身についたと感じています。医師にはスズキ出身者が多く、テンチルドレンツアーに参加した幼なじみと病院で驚きの再会を果たした時は大変感激しました。
よくあるご質問
スズキ・メソードについてよくお寄せいただく質問をご覧いただけます。
ヴァイオリン、ピアノ、フルート、チェロは2、3歳から始められます。楽器のレッスンを始める前の0〜3歳児コースもあります。(全国に約15箇所)
まずは見学・体験レッスンからお気軽にお問い合わせください。
言葉を身につけるのと同じように、まずはたくさん聴いて、 吸収します。 オリジナルの教則本に少しずつ取り組んでいくと、 知らず知らずのうちに バッハ、ベートーヴェンやモーツァルトの名曲を弾けるようになります。 そして音楽を通して、人として成長することを大切に考えています。
大丈夫です。生徒さん・ご家族・指導者のトライアングルで協力しながら、おうちでの取り組み方を相談していきましょう。
各指導者が工夫をして、進度と年齢に合わせて副教材を使用したり、アンサンブルを楽しみながら自然に読譜に慣れていきます。
お月謝は教室により異なります。教室情報ページをご参照ください。楽器は教室により新品・中古・レンタルなど、選択肢があります。
オンラインレッスン対応の教室もございます。指導者までお気軽にご相談下さい。
入会記念グッズを差し上げています。機関誌・Webマガジンなどで、様々な情報をお届けいたします。夏期学校、コンサートなど、各種イベントにご参加いただけます。