大人の生徒のための
「第3回エトワールコンサート」を開催しました!
『大人だって楽しみたい!』という生徒さんの声に応え、2014年から始まった「エトワールコンサート」。ヴァイオリン、ピアノ、フルートを習う大人の生徒さんを持つ、関東地区の指導者有志の企画から実現しました。
第3回となる今年は、9月4日(日)、武蔵野市吉祥寺美術館内の音楽室で行なわれました。ヴァイオリン6名、ピアノ2名(うち1名はヴァイオリンも演奏)、フルート8名の総勢15名、担当指導者7名が参加しました。
独奏あり、アンサンブルもあり、という充実した内容。アンサンブルも年々レベルを上げ、昨年は『サウンドオブミュージック』、今年は『おもちゃのシンフォニー』に挑戦しました。また、フルート科による指導曲集のオブリガートが美しく、全員合奏では綺麗なハーモニーとなりました。会場は、ステージのないフラットな空間で、演奏者も大きなホールに比べ、楽しく演奏できます。年を重ねるごとに一人ひとりが自信を持ち、「次回は小さくても高さのあるステージで演奏したい!」と思うまでになりました。
幼児教育の色の強いスズキ・メソードですが、最近では、「大人のスズキ」をスタートさせるなど、大人も音楽を楽しむ「生涯教育」としての側面も注目を集めています。
これまでの演奏曲目と、実際に参加されていらっしゃる大人の生徒さんからの声を紹介しましょう。中身の充実ぶり、そして皆さんの満足度がとても高いことが伝わるでしょう。
岩波クラス 山田始美さん(1~3回参加)フルート
山田始美さん 「エトワールコンサート」は、大人になってから楽器を始めた方が主役です。私たち「大人の生徒」には、人前で演奏をする機会はなかなかありません。ですが人前で演奏することは一番の上達につながりますし、何より本番は緊張もしますが何事にもかえがたい楽しさがあります。
私自身は、子どもの頃よりスズキで習ってきたので、このコンサートの趣旨からは若干外れているように思うのですが、ありがたいことに皆勤させていただいております。 第1回より参加させていただいて感じるのは、回を重ねるたびに出演者の方々がどんどん上達されていることです。その、陰でのご努力に敬服しつつ、一方で自分の不甲斐なさ、日常に追われつい練習が疎かになってしまった日々を反省しております。私にとって「エトワールコンサート」は自分を奮い立たせる源なので、お声が掛かる限り、ぜひ参加し続けたいと思っております。
もう一つ、第1回より行なわれているアンサンブルも回を重ねるたびに充実してきているのを実感します。ソロとは違う難しさもありますが、皆で音を合わせるのがどんどん楽しみになっています。
本番の後のお楽しみの席では、「出演者が増えたら、いつか音楽ホールでやりたい!」という声もあります。「大人の生徒」の皆様、ぜひエトワールコンサートに出演しませんか?
最後になりますが、このような機会をつくってくださった諸先生方には心より感謝しております。そして今後ともご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
藤井クラス 松尾浩之さん(第3回参加)ヴァイオリン
松尾浩之さん『心の故郷へ半世紀ぶりにカムバック』
私は今年で63歳。you tubeなどで子どもたちがヴァイオリン演奏をする姿に心をうたれ、思い切って7月から荻窪教室・藤井先生のクラスでスズキ・メソードに復帰しました。
4歳半から10歳まで在籍していましたから、半世紀ぶりのカムバックになります。
有意義で楽しい「エトワールコンサート」に参加させていただき、十分満喫できました。半世紀ぶりのキラキラ星変奏曲やアレグロの合奏では、思わず涙が溢れそうになりました。鈴木先生の教育方針を大切にされている先生方の温かいご配慮の賜物と感謝しています。
僭越ですが、心の故郷=才能教育の発展を祈りながら、末永くレッスンを受け続けていきたいと思います。