関東地区ピアノ科有志の指導者による
第20回研究科全課程卒業生コンサートが、今年も開催されました。
長年出演されている方々への記念品贈呈。左のお二人は20年連続、右は10回目と、息の長い参加にたくさんの拍手が寄せられました 関東地区ピアノ科有志の先生方が開催する、研究科全課程卒業生コンサート。9月16日(月・祝) すみだトリフォニーホール小ホールで開催された第20回記念の今年は、例年以上の参加があり、盛りだくさんなプログラムが用意されました。ソロ演奏、デュオ演奏、「トルコ行進曲」のリレー演奏に「キラキラ星」の大合奏。20年間出演されたお二人と、10回目の出演となったお一人への記念品贈呈の場面もありました。
このコンサートの意義を高く感じておられる早野会長 昨年に続き、早野龍五会長からは「鈴木先生は、『音楽を教えることが私の一番の目的ではありません。私は人を育てたいのです。良い音楽を聴き、演奏することを学べば、子どもたちは感受性、規律、忍耐力などを発展させる、身に付けることができます』とおっしゃいました。音楽には進まないけれども、立派に育ち、各方面で活躍しておられる方々が集うこのコンサートは、鈴木先生の理念の結実です」との素敵なご挨拶をいただきました。
今回からは、参加者有志も運営に関わるようになり、次の10年を目指して、さまざまなアイデアが盛り込まれるようになりました。どの参加者も、忙しい時間を縫っての練習は、さぞかし大変だったはずですが、見事な演奏が続く姿は、一生音楽とともにある豊かな人生を目指すスズキ・メソードの理想形とも言えます。今後、ますますこの催しが広く知られるようになることを期待しています。