第65回夏期学校の概要を報告します!
今年の夏期学校は、ピアノ科が7月31日(日)〜8月3日(水)に、ヴァイオリン科・チェロ科・フルート科が8月2日(火)〜5日(金)という二段構えで開催されました。10ヵ所を数える松本市内の学校や公共施設を使い、さまざまなレッスンや記念コンサートなど盛りだくさんのプログラムが用意され、海外からの70名を含めた総勢2,500名に及ぶ参加者たちの真剣に学び合う姿が見られました。2日(火)の「創立70周年記念コンサート」には、50名近いスズキ・メソード出身のOB・OGたちも参集し、現役の生徒たちと一緒に昔懐かしい曲目を暗譜で演奏するなど、「生涯教育」としての側面も持つスズキ・メソードの特色を端的に表していました。
マンスリースズキでは、日程順に写真を中心に速報することにします。
11:30から、まつもと市民芸術劇場のホワイエで、ピアノ科の参加受付が始まり、13:30には主ホールでのピアノ科オープニングコンサートで幕開けとなりました。
東 誠三先生のオープニング演奏に続いて、第65回夏期学校実行委員長の中島 顕先生からご挨拶をいただき、5歳〜14歳のピアノ科生徒13名の演奏が続きました。
その後、グループレッスン、個人レッスン、合奏のリハーサルが行なわれました。
9:00からグループレッスン、連弾レッスン、合奏レッスン、個人レッスンが、まつもと市民芸術館の各会場で行なわれ、午後は合奏リハーサルに続き、14:30〜18:00まで、市民芸術館主ホールと才能教育会館ホールの2会場を使って、4歳〜21歳までの計101名のピアノ科生徒によるピアノ科コンサートが行なわれました。
グループレッスン、連弾レッスン、個人レッスンに加え、この日からは0〜3歳児クラスもスタートしました。13:00〜16:00に、松本市総合体育館メインアリーナで「70周年記念コンサート」を開催しました。また、17:00〜18:30には、キッセイ文化ホール大ホールで「70周年記念スペシャルコンサート」を開催しました。
ヴァイオリン科、チェロ科、フルート科の教室レッスンがスタートしました。0〜3歳児クラスの2日目も行なわれました。13:30には午後のコンサートや弦楽A、Bもスタート。16:00〜17:30はグループレッスンでした。まつもと市民芸術館主ホールを使ったヴァイオリン科のグループレッスンは、いつもと違った雰囲気を感じさせました。19:00からは「JTB presents 夜のコンサート」を主ホールで開催。第1部がチェリストの宮田大さんとヴァイオリニストの萩原尚子さんによるお話と演奏。第2部の宮田 大さんによる「セロ弾きのゴーシュ」は、物語音楽の真骨頂を感じさせる名演でした。
暑さもひとしおの松本です。午前中は各教室レッスンが行なわれ、午後からはグループレッスンが行なわれました。また、15:30〜17:00までは、この日もまつもと市民芸術館主ホールと才能教育会館ホールの2会場をフルに使って、ヴァイオリン斉奏、二重奏、弦楽合奏、フルート合奏、独奏など、計20組の演奏が行なわれました。その後、弦楽A、Bのレッスンが19:00までありました。
いよいよ最終日となりました。朝の2時間は各教室レッスンで、夏期学校の最後の仕上げを行ないました。そして、12:30〜15:30まで、たっぷりと「お別れコンサート」と閉校式を行ないました。昨年までの松本市総合体育館メインアリーナでの展開と違って、ホールのステージ上で繰り広げられる「お別れコンサート」は、次々に生徒が入れ替わり、そのつど前列になった生徒たちの晴れやかな表情が印象に残りました。夏期学校実行委員会に長年にわたって培われた生徒誘導のノウハウも惜しみなく出されていました。
生徒たちは、この夏期学校でたくさんの宝物を得て、家路に着きました。先生との出逢い、友だちとの出逢い。集団の中で、いろいろな発見があったことでしょう。それらの宝物を大切にしていただければと思います。
また、来年、松本でお待ちしています。