公益社団法人才能教育研究会の第10回定時社員総会を、
8月23日に開催しました。
才能教育研究会は、2021年8月23日(月)に公益社団法人として第10期の定時社員総会を開催しました。
昨年に引き続き、今回もコロナ感染対策のため、会場には総会成立に必要な最小限の出席者のみとなりましたが、今回は初の試みとして会場参加者に加え、オンラインでの参加も正式な出席と認められました。オンライン参加者にもオンラインで議決の賛否を示す権利が与えられたことになります。
事前に代議員などから質問状を送付してもらい、議長を務められた早野会長が、総会議決に先立ち、各質問に丁寧に回答されました。
コロナ禍での制限の多い開催ではありましたが、オンライン参加者からは、オンライン上で活発な質疑応答があり、その様子を含め、総会は代議員以外の正会員にYouTubeでライブ配信されました。
議案はすべて承認されました。
・早野龍五会長による令和2年度事業報告
新型コロナウイルスに翻弄された年でありました。感染拡大のため「グランドコンサート」を延期せざる得ない状況でありましたが、年度前半は「全国指導者研究会」で先生方が松本に集まることが叶わない中、オンラインでの開催を通じて、先生方の団結を図りました。
8月には例年開催の夏期学校は中止となりましたが、「スズキ・メソードおうち夏祭り2020」と題して代替イベントを無料で開催いたしました。また、ピアノ科のチルドレンコンサートや卒業演奏会もオンライン配信という形で実施をいたしました。
会員数の動向について年間で338名の減少となりました。コロナ禍の影響により、教室見学や対面レッスンが困難な中で、減少数は昨年と同程度に抑えられています。年間ここ何年も続いて4、5%の減少が続いておりますが、新たな広報戦略を展開するなど、会員増加に向けた対策を今後も推進していく必要があると考えています。
年度後半の大きな事業として業務システムの導入がありました。これにより会員それぞれがマイページを持っていただき、ご自身で会費の納入、入退会をはじめ、内容の確認、修正などができるようになりました。マイページを通じて様々な情報をお伝えするなど、より便利で役立つ運用をして行きたいと考えております。
新型コロナウイルスのため行動制限が緩和されるまで、もう少し時間を要するようですが、関係者の安全第一を念頭に、工夫をしながらスズキ・メソードの普及を音楽文化の発展のため、才能教育活動を推進していきたいと思います。
・早野龍五会長による令和3年度事業計画の説明
年度をまたぎ、すでに開催済ではありますが、「夏期学校」についてオンラインにて1,000人近い生徒さんに参加いただきました。
また「全国指導者研究会」もオンラインでほぼ例年のプログラムにならった形での充実した形で開催いたしました。
広報活動として会員の方に広報に関するアンケートを行ない、貴重なご意見を頂いただきました。外からの視点を参考にし、事務局と活動を広げて行きます。
新業務システムについて根幹の部分はかなりできておりますが、行事、卒業録音関係など、いくつか残っている部分を完成させることで、今年度中に一通りの作業が終わる予定をしております。
・理事選任について
今年は理事改選の年ではありませんが、松本市役所文化スポーツ部部長の村山修前理事の市役所内の異動により任期途中での退任に伴い、新たに現在の松本市文化観光部長の小原直樹様(写真、右端)が本会の理事に選任されました。
・役員報酬規程改定について
役員報酬規程第3条により、会長、業務執行理事、監事を除く理事には、会議出席1回につき15,000円の報酬を支払うことになっていますが、オンライン会議の普及もあり、教育部員のオンライン会議時の謝金を減額したのに合わせて、3時間以内のオンライン参加については、報酬額を半額の7,500円に減額する事を提案され承認されました。なお、理事会の申し合わせにより、すでに今年4月から実施されております。