2023春休みこどもフェスティバル。
とても賑やかに、そして充実した中身で開催しました。
コロナ禍でずっと我慢をしていた大きなイベント開催でしたが、本当に久しぶりに大人数が集まることが可能になったことで、朝からたくさんの参加者でホールはぎっしりとなりました。有名な墨堤の桜も、曇り空のもと、しっかりと見物することができました。この日は、マスクの着用も自由となりましたが、ほとんどの皆さんはマスク着用で臨んでいましたね。
こうしたイベントに初参加のご家族も多く、また何度か体験してきている上級生たちも、夜まで続いたプログラムに参加し、それぞれの今を確認していきました。また、小さな子どもたちにとっては、上級生たちの生の演奏を目の前で感じることができる、スズキならではのグループレッスンの醍醐味を感じられる日となったのです。
朝10時のヴァイオリン科のグループレッスンから、19時過ぎまで熱心に行なわれた、ヴァイオリン科特別講師の竹澤恭子先生によるモーツァルトの協奏曲第5番第1楽章のグループレッスンに至るまで、1日のプログラムが入念に組み立てられていました。さながらグランドコンサートのような目まぐるしさでしたが、関東地区の指導者の皆様も、久しぶりのイベント運営で、腕が鳴っていたようです。2008年の「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂音楽祭)」にスズキ・メソードの子どもたちが参加した時のことも思い出されました。コンサートをしながら、一方で楽器無料体験コーナーを実施するなど、あの時もぎっしりの内容でした。
さて、ここでは、速報で写真を中心にお届けしましょう。
ヴァイオリン、チェロ、フルート各楽器のグループレッスン
以下のスケジュールで開催されました。
ヴァイオリン科
・グループA 10:00~11:30 内堀佳代先生・鈴木伊砂子先生
・グループB 13:30~15:00 阿久津雅志先生・川沼顕先生
・グループC 16:00~17:30 青木博幸先生
チェロ科
・グループレッスン 佐藤明先生・名越菜々子先生
12:30~14:00(13:30~14:00はヴァイオリン科グループBと合同)
フルート科
・グループレッスン 岩波寿美先生・中田英里先生
15:00~16:30(16:00~16:30はヴァイオリン科グループCと合同)
グループレッスンに挿入される形で、ミニコンサートもありました。それが、スズキ・メソードのヴァイオリン科で高校生まで勉強された口笛奏者の青柳呂武(あおやぎろむ)さん、同じくスズキ・メソードピアノ科出身のピアニストの森田義史さんによる「お楽しみミニコンサート(15分程度)」でした。青柳さんは、口笛の世界チャンピオンとしても知られ、YouTubeにはたくさんの楽曲がアップされています。この日の曲目は以下の通りでした。
・日本の四季(春が来た、われは海の子、夕焼け小焼け、もみじ、冬景色)
・モンティ:チャルダッシュ
・キラキラ星変奏曲(子どもたちと一緒に口笛で合奏)
・楽器体験会
ヴァイオリン、チェロ、フルート、ピアノの楽器体験会も同時開催されました。スズキならではの、他の楽器にも触れることのできるチャンスとなりました。
・竹澤恭子先生のグループレッスン 18:00~19:20
曲目:モーツァルト 協奏曲 第5番 第1楽章(カデンツァ付き)
また、18:00~19:20はヴァイオリニストの竹澤恭子先生によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲 第5番 第1楽章のグループレッスンがありました。この日の最後のプログラムとなりましたが、あっという間の1時間で、熱量も高く、第1楽章ので出しの部分に始まり、カデンツァでの具体的な演奏法、練習の仕方にいたるまで、「世界のTakezawa』と称されるほどの竹澤先生からのレッスンは、どれも大変中身の濃い、充実した内容となりました。実行委員の先生から「また、やりましょう。もっともっと習いたいですね」との言葉も飛び出すほどで、次の機会が楽しみになります。
以上、速報でした。