久しぶりにヴィオラ研究会を開催しました!

 
 定期的に研究会を開催してきたヴィオラグループも、2019年12月の会を最後に、コロナ禍の影響を受けることとなりました。
 →2019年12月開催のマンスリースズキの記事
 

 予定していて延期となった、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番の第2回研究会が、4月4日(月)に、国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟のリハーサル室で開催されました。

 あいにくの悪天候の中、早めに会場入りしてくださった豊田耕兒先生と、関東各地のみならず長野や愛知から参加された先生方が、ソーシャルディスタンスに留意しつつ、談笑される姿があちらこちらで見られました。
 
  ブランデンブルク協奏曲第6番には、ヴィオラ・ダ・ブラッチョ(現在のヴィオラにあたる)2パートと、ヴィオラ・ダ・ガンバ(弦が6本で、チェロのように足にはさんで弾く楽器)2パートと、チェロ、バス、チェンバロのパートがあります。 今回の研究会では豊田先生のご発案により、参加者を4つのグループに分け、ヴィオラ・ダ・ブラッチョとヴィオラ・ダ・ガンバの合計4パートをすべてヴィオラで担当し、交代しながら各自が全パートを演奏するという挑戦となりました。感染予防策の一環として準備した一人1本の譜面台を、それぞれが持ってお引っ越し。1つのパートを弾きながら周りの音を聴き、立場が変わっていくことで曲の構造が身体に染み込む感がありました。

 チェロ、チェンバロパートの先生方は、それぞれのグループの個性に寄り添いながら4回の通しにお付き合いくださいました。

 この日は、スズキ・メソード出身で日本を代表するヴィオラ奏者の川本嘉子先生もご参加くださり、ヴィオラ・ダ・ブラッチョの第1、第2パートのリードをしてくださいました。豊田先生の指揮・ご指導と川本先生の音から多くのお導きをいただける機会となりました。

 ブランデンブルク協奏曲第6番への取り組みは、6月の全国指導者研究会に舞台を移して、続く予定です。