スズキトーンであふれた、3年ぶりに開催の甲信地区大会
第58回甲信地区大会は、9月23日(金・祝)、松本市のキッセイ文化ホール(大ホール)で長野・山梨県の生徒が一堂に会して3年ぶりに開催されました。当日はあいにくの雨模様でしたが、多くの来場者を迎え、プログラムも盛りだくさんに用意されていました。
開催にあたり、コロナ感染拡大防止からプログラムは、午前の部・午後の部の二部制で組まれ、午前の部が10時、午後の部が2時からスタートしました。
午前の部・午後の部ともに若干、プログラムを変え、出演生徒も入れ替え、午前の部のみに出演したフルート科生徒らは髙橋利夫先生の「メリーさんの羊変奏曲」など5曲を披露しました。また午後の部のみに登場したチェロ科生徒らは、サン=サーンスの「白鳥」など7曲を演奏しました。
感染対策を徹底し、弦楽器の生徒たちの演奏時マスクの着用、大合奏の際はステージと客席に別れて演奏するシーンも見受けられました。
例年、フィナーレの「キラキラ星変奏曲」は3科(ヴァイオリン・チェロ・フルート)の活き活きしたスズキトーンが会場一杯に響きわたるのですが、今回は午前の部でヴァイオリンとフルート、午後の部でヴァイオリンとチェロの組み合わせとなりました。演奏者数は本来より少なかったものの、「さすがスズキ」の大合奏となり、会場から万雷の拍手が起きるほどでした。
早野龍五会長が「2020年、世界でコロナ感染拡大が始まってからスズキの生徒の演奏に立ち会えたのは、今回が初めてです。やはりスズキの子どもたちの活き活きした音色は素晴らしいですね。そして本番に向けてお稽古することは、とても大切なことです。それを通して演奏が上手になりますし、音楽以外のことでも成長して行きます」と挨拶されました。
来年の甲信地区大会は、2023年10月1日(日)に長野市芸術館で行なわれる予定です。
実行委員長の平波華映先生からのメッセージです。
第58回甲信地区大会、3年ぶりに開催することができました。
実行委員をはじめ、甲信地区指導者の団結力が実を結んだコンサートであったと改めて感じております。そして、コンサートを裏で支えてくださった保護者の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。
当日、大ホールの扉が開き、客席に入場する生徒さん、保護者の皆様の様子からも、このコンサートをどれだけ心待ちにしてくださっていたのかが伝わってまいりました。
感染症対策最優先のコンサートでしたので、従来のものとは様子が異なる点が多々ございましたが、久々に会場に響き渡る演奏は、「まさにスズキそのもの」、圧巻でした。
多くのお力をいただき、支えていただいて実現できたコンサート、この場をお借りして改めて御礼申しあげます。ありがとうございました。