成長著しい香月麗さんのデビュー・リサイタル!
スイスからパリに居を移され、パリ国立高等音楽院に在籍しながら研鑽を続けるスズキ・メソードチェロ科出身の香月麗さん。ソリストとしての腕はもちろん、アンサンブルでも他者の音に鋭敏に反応できるオールラウンドプレイヤーとして、活躍されています。洗練された音も身体いっぱいで表現されるその姿も、比類なき美しさです。ご堪能ください。
2023年3月3日(金)18:15開場 19:00開演
紀尾井ホール
ピアノ:鈴木慎崇
入場料 S席一般:3,000円、S席U29:1,000円、A席一般:500円(全席指定)
プログラム
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ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調 L.135
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プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119[プロコフィエフ没後70年記念]
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メンデルスゾーン:無言歌ニ長調 op.109
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メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 op.58
※曲目は変更になる場合があります。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
紀尾井ホールウェブチケット:お問い合わせフォームをご利用ください。
→紀尾井ホールお問い合わせフォーム
香月麗さんから、メッセージと写真をいただきました。
パリでの生活が始まり、学校とコンサートホールに通う音楽漬けの日々の中、文化が集まる街の活気を肌で感じています。必ずと言っても良いくらい「ブラボー」が起こるコンサートの数々から音楽熱を受け、もっと自分も良い音楽ができるようになりたいと探究心に火がつきます。
このたび、「紀尾井明日への扉」にてリサイタルをさせていただきます。
魅力ある新進演奏家たちを紹介するシリーズと銘打たれたこのリサイタルシリーズに出演させていただけることは、とても光栄です。紀尾井ホールは一歩足を踏み入れるととても優雅な気持ちになれる、そんな魅力のあるホールです。帰国した際にはそこで演奏させていただくことをイメージして、紀尾井ホールに足を運びました。コロナ禍を経て、コンサートホールで演奏を聴くということは、音楽の世界に迷い込める特別な時間だと改めて思いました。そして今はパリで、自分の考えたプログラムと向き合う日々を過ごしています。
紀尾井ホールでは日本製鉄文化財団主催の公演で、「紀尾井みらいシート」という小学生~高校生を対象とする招待席が設けられています。是非これを機に、たくさんの方に紀尾井ホールにお越しいただけたら嬉しいです。
今回のリサイタルのメインは、華のあるメンデルスゾーンのソナタ2番、パリで学び興味が増したドビュッシーのソナタ、没後70年を迎えるプロコフィエフのソナタと色彩豊かなプログラムです。チェロとピアノの二つの楽器からどれだけたくさんの表情や色が出せるのか、鈴木慎崇先生との初共演にもワクワクしています。
リサイタルまであと2ヵ月、今の自分を最大限に詰め込んだ演奏ができるように、探求していきたいです。
香月麗