歴史を重ねてきた第21回スズキチルドレンピアノコンサート。
東海市芸術劇場で5月28日(日)に開催しました。

 

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 スズキチルドレン ピアノコンサートは、ピアノ科で2年に1度、全国規模で行なわれるピアノコンサートです。21回目の今回は、東海市芸術劇場で開催されました。
 このコンサートは、鈴木鎮一先生が卒業テープを通して優秀な生徒を育てられたように、スズキ・メソードで学んでいる子どもたちのレベルアップと健全で情操豊かな人間形成を目的としています。 
 出演する生徒は各地区の代表20名で、曲目もとても幅広く、バッハ、モーツァルトからバルトーク、シャブリエと、作曲者をみても、とても聴きごたえのあるコンサートになりました。
 
 以下、実行委員長の阪下多嘉子先生から、当日のご様子が届きました。

 13時開演のベルと「ただいまより、第21回スズキチルドレン ピアノコンサートを開演いたします。」のアナウンス・・・この時をどれほど待ったことでしょう。
 多くの生徒さん、先生方が待ち望んだ、5年ぶりの対面開催です。名古屋から電車で20分、中部圏最大の鉄鋼基地のこの東海市での開催が決まってから1年半、特にここ数ヵ月は、本当に気の休まる時がありませんでした。
 全国各地区からオーデションで選ばれた生徒さんたちが集まるこのコンサートは、2年に1度、各地区で開催される全国規模のコンサートです。来てくださる生徒さんたちも、知らない土地で、知らない会場での演奏です。さぞかし不安な気持ちで来てくださるのではないでしょうか。心を込めて準備をしなくてはという思いで準備をしてきました。
 リハーサルの間も、楽屋でいろいろな子どもたちを見かけました。うまく弾けなくて悔しがっている子、お母さんや指導者が一生懸命励ましている子・・・・・
 でも、どの子も本番は正々堂々と素晴らしい演奏をしていました。2番、3番と順調に進んでいますが、受付にはまだ駆けつける方がバラバラと見えます。0〜3歳児コースの教室の生徒さんのご家族でしょうか、ベビーカーに乗せて、お父さんお母さんと一緒に来てくださったご家族を何組も見かけました。
 今回の会場となった東海市芸術劇場には、両サイドに「母子室」があり、小さいお子さんを連れて入ることができる、素晴らしい設備を備えています。1,025人定員のこの大ホールに250人ほどの観客でしたが、会場の広さを感じさせないほどの皆さんの熱演で、会場は熱気にあふれていました。
 舞台袖のスタッフは、子どもたちの緊張の様子を温かく見守りながら、流れてくる演奏に耳を傾け、受付のスタッフは、ロビーに響く素晴らしい音色に本当に素敵な時間を過ごさせていただきました。
 演奏が終わって帰られる観客の言葉です。「誘われて少しのつもりで来たのですが、皆さんのあまりにも素晴らしい演奏に引き付けられ、最後まで聴いてしまいました」
 私たちはこのコンサートを終えて、皆さんを精一杯の笑顔でお迎えできたかな、優しい言葉かけができたかなと振りかえっています。
 皆さん、遠いところまで来ていただき、素晴らしい演奏を聴かせてくださり、本当にありがとうございました。
    

東海地区実行委員長 阪下多嘉子
東海地区実行委員  平岡須美子