信州チェロ協会がスタート!
夢は大きく、学びの場にも

 

 2024年春に長年の夢であった、チェロ仲間が集い、演奏活動や勉強会などを行なっていく団体を作ろうと決意し、「信州チェロ協会」と名付けました。鈴木鎮一先生の教えの通り、思ったらすぐ行動。次の日にはゲストの山崎伸子先生、山本裕康先生のご賛同をいただき、ホールを予約し、スズキ・メソードの同志である塚尾桃子先生とチェロ科OBで長野在住の外山賀野さんにお声がけして設立の準備に取り掛かりました。ゼロから組織を作り上げることは簡単ではありませんでしたが、3人で仕事を分担しながら進めてまいりました。

 
 夏には30名を超える会員が集まってくださり、1月11日のコンサート出演のメンバーは20名。山崎先生、山本先生と総勢22名のチェロアンサンブルを披露することができました。
 

パッヘルベル:カノン


モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク


バッハ:シャコンヌ


 スズキの小学生の生徒さんから60代半ばまで幅広い年代、そして長野県全域からの参加にお互いが刺激を受け、また音楽の楽しさを共有することができました。
 
 当日、午前中には山崎伸子先生の勉強会を設けました。受講者からの基礎的な質問に的確にお答えくださる先生の説明やお手本に、見学していた他のメンバーも真剣な眼差しでした。レッスンを受けるということが当たり前ではないアマチュアの方もいますので、これからも勉強会は必須だと感じました。楽しいだけではなく、向上心を持って集まってくださったことが嬉しかったです。
 
 私の中での願いは、チェロの仲間が一緒に音楽をすることももちろんですが、小さい生徒さんたちが将来地元に戻ってきた時、また一緒に演奏ができたら、ということが一番でした。

クレンゲル:讃歌



 第1回のコンサートは松本市音楽文化ホールの小ホールが満席になり、大勢の皆様に聴いていただけて成功裡に終わりましたが、この会を続けていくことがこれからの使命と考えております。
 
 本会からも後援をいただき、ありがとうございました。19日に市民タイムスさんが大きく記事にし、掲載してくださいましたので、よろしければそちらもご覧ください。
→市民タイムスの記事
 
 来年は松本市音楽文化ホールのメインホールでチェロの音を響かせたいと思います。
 

甲信地区チェロ科
信州チェロ協会 会長
北沢加奈子