2025年2月16日(日)、サントリーホールで開催されたアジア・パシフィック・チェロ・コングレス2025の「チェロ・グランド・コンサート」。その第1部「ジュニア・チェロ・オーケストラ」のトップバッターとして、スズキ・メソードのチェロ科生徒たち(約50名)が出演しました。
アジア・パシフィック・チェロ・コングレスは、一般財団法人日本チェロ協会が主催するもので、チェリスト同士の相互研鑽やチェロを愛好する人々の親交を深める場として、定期的に開催されています。プロ奏者とともにアマチュアやジュニアのチェリストたちが集う姿は、微笑ましい中にも学びの場面、違いを刺激し合う場面などがふんだんに用意され、今年も2月14日(金)〜16日(日)の3日間、サントリーホールを舞台に様々なメニューが用意されていました。
→アジア・パシフィック・チェロ・コングレス2025
リハーサル風景
本番前のステージでのリハーサルは30分程度。一通り通してから、いくつかの曲についてさらに音に磨きをかけていきました。普段はピアノが伴奏を受け持ちますが、今回のステージでは3名のチェロ(寺田義彦先生、鈴木真柚子先生、フリー奏者の藍川真琴さん)で担当しました。大変お疲れ様でした。リハーサルで一番練習したのは、パッと立って、立派にお辞儀をすることだったかもしれません。プロ奏者の方々も客席からエールを送ってくださいました。
本番コンサート
スズキの子どもたちが出演したのは、最終日の「チェロ・グランド・コンサート」第1部「ジュニア・チェロ・オーケストラ」の開幕直後でした。佐藤明先生の合図で、皆の気持ちを揃えて斉奏しました。チェロ科指導曲からお馴染みの8曲を披露。ウェブスターの軽快で歌心に溢れた「スケルツォ」から、一転して、瀧廉太郎の「荒城の月」へと選曲の妙もさえ、印象深いオープニングシーンとなりました。日頃の練習成果が遺憾なく発揮され、立派なステージとなりました。「あっという間だった」「そんなに大きいホールだとは思わなかった」などいろいろな感想をもった子どもたち。さらに次なる舞台が楽しみです。サントリーホール大ホールの隅々まで、スズキのサウンドがしっかりと届いていました。次なるステージは、文京シビックホールです。この5倍のメンバーで素敵な音楽を作っていきましょう。