スズキ・メソードを教える指導者たちの真剣学び場、それが全国指導者研究会です。今年も、6月4日（月）〜7日（木）まで、松本市で開催されます。毎年、いろいろと新たな試みも加えられながら、ヴァイオリン・ピアノ・チェロ・フルート科の指導者たちが一堂に会し、精力的にレッスンや研究発表、分科会での意見交換、コンサートなどに励む研究会ですが、実は、公益社団法人として一般の皆様にもご参加いただけるプログラムをいくつも用意しています。それが、ここで紹介する一般公開プログラムです。

　具体的に日程別に見ていきましょう。

　第１部　豊田耕兒名誉会長基調講演「音楽は科学！」
　（14時45分〜15時45分）
　鈴木鎮一先生の教えを今の指導者や生徒たちに伝えることを日々実践されておられる豊田耕兒名誉会長による講演です。実体験ならではの貴重なお話を今年も聞くことができます。

　第２部　テン・チルドレンコンサート
　（15時45分〜17時00分）
入場料：無料
　2017年度の各科の卒業録音で選ばれた生徒たちによる演奏です。曲目などは、チラシの裏面をご覧ください。

　ゲストコンサート
　（19時開演）
　本会出身のヴァイオリニスト竹澤恭子さん、ヴィオリスト川本嘉子さん、ピアニスト東誠三さんによる豪華プログラムをお届けします。

　第１部　鼎談「音楽教育と脳科学」（15時30分〜16時45分）
　マンスリースズキでも紹介してきました東京大学と才能教育研究会の脳科学に関する共同研究の最新情報を紹介していただきながら、音楽教育の現場における脳科学の役割について、３名の皆様に、自由闊達に意見交換をしていただきます。
　　　　　・酒井邦嘉先生（東京大学）
　　　　　・早野龍五会長（才能教育研究会）
　　　　　・宮前丈明先生（フルート科特別講師）
　第２部　レクチャー「言語習得研究からスズキ・メソードを振り返る」（16時45分〜17時45分）
　専門の第二言語習得における研究に照らし合わせて、幼少期のスズキ・メソードとの関連を語っていただきます。
　　　　　・村尾怜美先生（名古屋大学）