ヴァイオリン科OBの日置 駿さん、オックスフォード大学留学中!
日置 駿さんの最新の様子が、手に取るようにわかる
WEBマガジン「日経カレッジカフェ」を紹介します。
カレッジ主催のコンサートにてバッハ:シャコンヌを演奏 3歳より、スズキ・メソードでヴァイオリンを始め、渋谷重良先生に師事。2002年にスズキ・メソードのテン・チルドレンに選ばれ、ベルリンなどドイツ各地を演奏、同じ頃より豊田耕兒先生に薫陶を受けられた日置駿さん。慶應義塾大学に入学してからは、”音楽で人の心をふるわせたい!”を理念としたオーケストラ、Orchestra MOTIF(オーケストラ・モチーフ)を設立し、以来ミャンマーでは、NPO法人ジャパンハートの運営する養育施設に生活する260人を超える子どもたちと音楽の感動を共有したり、エル・システマジャパンのフェロー(指導ボランティア)として、福島県相馬市における弦楽器教室の指導に当たられるなど、様々な面で活躍されてきました。
その日置駿さん、現在は慶應義塾大学を卒業され、2016年9月より、オックスフォード大学法学部修士課程に留学中です。留学に至る経緯、勉強法などが「日経カレッジカフェ」に連載が始まると、各方面で話題になりました。毎週開催されるフォーマルディナーにてマンスリースズキでもご紹介させていただきます。
まずは、マンスリースズキ編集部からのインタビューをお届けします。
「オックスフォード奮闘記」を掲載されるようになったきっかけは、どのようなことからでしたか。
私自身も「日経カレッジカフェ」の愛読者でした。同世代の筆者たちが自らの経験を執筆する記事の数々に魅力を感じ、私自身も自ら立ち上げたオーケストラMOTIFの理念やイギリスでの経験を知っていただくことができたらと思いました。また、お世話になったたくさんの方々のおかげで、今の自分があることを実感しているので、記事を掲載することによって皆様に今の私の状況を知っていただく良い機会だとも思いました。
スズキでの成長過程での体験と、現在の奮闘ぶりとの接点がとてもあると思われますが、ご自身では、どんなふうに感じていらっしゃいますか。
大学の公式オーケストラに参加、指揮者のダニエル・ハーディング氏とベルリオーズ:幻想交響曲を演奏 受験に必要な英語力を鍛える過程で、基礎練習を大事にするアプローチは、スズキ・メソードでの経験が大きく影響していると思います。また、オックスフォードでの勉強に関しても、曲の完成が程遠く思えても、「毎日一つひとつレンガを積み上げて大きな家を作る」というプロセスに似ていると感じています。良い成績を残すには、まだ程遠く毎日奮闘していますが、スズキで毎日小さな努力を積み上げた経験を思い出しながら、がんばりたいと思います。
この連載への反響は、相当にあると思いますが、どんな声が届いていますか。そして、連載はどのくらい続きそうですか。
さまざまな方面の方々から、Orchestra MOTIFの活動を含め、応援のメッセージをいただいています。たくさんの方々に読んでいただけて、とても光栄に思っています。連載は今のところ留学期間の1年間を考えています。勉強の忙しさによって更新頻度は変わってしまいますが、できる限りさまざまな経験をお伝えし、読み応えのある記事が書ければと思います。
さぁ、それでは、日置駿さんの英オックスフォード奮闘記をお楽しみください。下記をクリックすると読めます。今後、連載記事が加わるたびに、こちらでも紹介していきます。
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(1)〜英オックスフォード大学に進学した理由
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(2)〜合格獲得までのTOEFL・IELTS勉強法
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(3)〜授業で「なぜ?」と問われ、毎週3000語のエッセー作成
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(4)〜最古の大学に受け継がれている伝統と慣習
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(5)〜ヴァイオリンとの出会いからオーケストラ公演まで
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(6)〜ミャンマーでの音楽教育から学んだ大切なこと
日置駿さんの「オックスフォード奮闘記」(7)〜相馬市の子供達が教えてくれた音楽を奏でるということ
参考となるサイトも紹介します。
Orchestra MOTIF
日置駿さんが登場された機関誌「ようこそ先輩」ページ
学期が始まる前の8月頃、出会ったばかりの友人たちの前で演奏を披露