愛知県大府市の大府歴史民俗資料館で、鈴木政吉を常設展示! 

 

 大府市(愛知県)の歴史民俗資料館が常設展示コーナーとして「大府バイオリン縁起」を7月22日から、館内の2階にリニューアルオープンしました。日本のヴァイオリン王であり、鈴木鎮一先生の父である鈴木政吉の生涯や功績を貴重な資料とともに常設展示されるものです。

  かつて大府にあった鈴木バイオリン製造株式会社大府分工場について紹介するとともに、鈴木バイオリン製造(株)から寄託を受けている「3号ヴァイオリン」、タケカワユキヒデ氏から寄託を受けている鈴木梅雄手工ヴァイオリンや、

8月に完成したパンフレット。
史実に関しての洞察が優れた
内容になっています

アインシュタインからの手紙のレプリカや大府分工場のジオラマも展示されます。

 また、新資料として大府ゆかりの偉人である大倉和親(明治時代の実業家で日本陶器初代社長)と親しく交流をされた鈴木政吉が、大倉別荘前で撮影された子や孫との集合写真が新たに見つかり、展示されています。
 →大倉和親とは?
 
 さらに、鈴木政吉の長男・梅雄へ宛てた三男・鎮一の直筆はがきも初公開です。鈴木先生の変わらぬ字の美しさに、きっと驚かれることでしょう。
 
 


 大府市とスズキ・メソードは、昨年12月による「バイオリンによるまちづくり推進の連携協定」を結びました。その具体的な成果の一つとして、昨年度は大府市立北山小学校4年生を対象に40丁のヴァイオリンを整備し、ヴァイオリンを使った音楽教育を試行的に実施。今年度からは大府市の全小学校に拡大しています。マンスリースズキでは、今後、実際に小学校で行なわれているヴァイオリンを使った音楽教育の現場を取材していきたいと考えています。