鈴木鎮一先生は、多くの示唆に富んだ文章を残され、それらは今も機関誌や才能教育通信を通して、スズキ・メソードの会員向けに届けられています。1952年8月から1954年6月までの2年間にわたり会報に掲載された文章が「鈴木鎮一のことば集〜心を育てる」として、新たに発刊されました。編集はスズキ教育法研究委員会が担当しています。
目次は、以下のようになっています。
心と音楽の育ちについて
子供の幸を祈りて
わが子なるが故に
反省
感覚教育
心の能力を育てる
人間性創造
音のない音楽
色めがね
何をどのように
子供の運命
心の要求を育てる
姿なく生きる
第二の生命
善を命がけで行おう
幸福への能力
競争心の不幸
教材を活かす
常識の中に眠らず
子供に心の師を
わが音を聴く
言葉のむずかしさ
備・教・育
音楽に感動する感覚
これら24編の鈴木先生が残されたことばは、いずれも金科玉条。決して色褪せることのない、現代にも十分に通用する子育ての叡智が盛り込まれています。編集後記にも「ここに集められた文章は、戦後の疲弊した日本社会の中で、熱意をもって子供に教育を与えようとする多くの保護者と指導者に届けられた」とあります。ぜひお読みください。才能教育研究会本部事務局、東京事務所で販売されているほか、アマゾンでも購入できます。500円(税込)です。
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