田中正也さんのコンサート情報から、2つを紹介します。
機関誌最新号(223号、10月22日発行)の「先輩、こんにちは」にも登場されたばかりのピアニスト、田中正也さんのコンサート情報です。11月3日(月・祝)に開催されるリサイタルと、新年1月3日の「ウルトラ・ピアノデュオ」の内容を紹介します。
11月3日(月・祝)のHakuju Hallで開催される「田中正也ピアノリサイタル〜ラ・カンパネラ」(東京公演)は、お客様からのリクエストで企画される人気シリーズの4回目のコンサートです。ワクワクしながら、田中正也さんの素敵な歌心を満喫できることでしょう。
田中正也さんからもこのコンサートについてメッセージをいただきましたので、紹介しましょう。
お客様からのリクエストでプログラムを創るこの企画。お客様によりますと、ご自分の希望がかなったときはとても嬉しくて、また次回への期待が膨らみ、アンケートにも力が入るそうです。今回は4年目となり、今年は大阪・名古屋・福岡と巡り、東京で締めくくります。モーツァルトの「きらきら星変奏曲」をはじめ、親しみやすい名曲の数々に加え、超絶技巧ながら楽しい「くるみ割り人形」、ぐいぐいとリストの世界に引き込まれる「ソナタ ロ短調」まで、精魂込めて演奏いたします。コンサートのタイトルにもなっている「ラ・カンパネラ」は、どんな時も私に寄り添って一緒に歩んでくれる親友のような存在です。生涯弾き続けて唯一無二の「ラ・カンパネラ」をお届けしたいです。皆様ぜひお出かけください。 田中正也
そして、もう一つは名古屋宗次ホールの新年企画、ウルトラ・ピアノデュオです。機関誌の「先輩、こんにちは」のインタビューで、田中さんは次のように答えていらっしゃいます。
「2005年、モスクワ音楽院在学中にポーランドのワルシャワに駆けつけました。ショパン音楽アカデミーの教授として活躍されたレギナ・スメンジャンカ先生のマスタークラスを受講するためでした。そこで出会ったのが、東京藝術大学から参加した佐藤卓史さんで、2週間をともに過ごしました。生来の性格も音楽的特質も正反対の二人でしたが、縁あって2010年にデュオリサイタルを開催。それが翌年、イタリアで開催されたカントゥ国際ピアノコンクールで、奇跡的に出会い、二人は古典派・ロマン派の両部門で同時に1位に。以後、すっかり意気投合し、『ウルトラ・ピアノデュオ』として、不動の人気シリーズコンサートを続け、今や名古屋の宗次ホールのニューイヤーコンサートの目玉企画になっています」とのこと。
そして、偶然ですが、今回の大谷康子さんのリサイタルでピアノを弾かれていたのが、この佐藤卓史さんでした。
新年早々、お二人からのエネルギーをチャージしてみては、いかがでしょう?