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指導者養成の根幹についての報告

 
指導者養成の根幹担当 青木博幸先生からの報告です。
 
 次世代の指導者にティーチャー・トレーナーが伝えなければならない様々な事柄の中から焦点を絞って、スズキ・メソードの根幹となる「音」=スズキトーンについてのパネルディスカッションを開きました。
 各大陸の代表として、
・SAA    Tanya Carey
・ESA    Wilfried van Gorp
・PPSA  Erica Booker & Zohara Rotem
・ARSA  Kyung ik Hwang
・TERI    Hiromu Yasuda
をパネラーに迎え、話を聞きました。
 
 そして、話を4つのポイントに分けて各先生の考えを発表してもらいました。
①「スズキトーンとは、どういうものか?」
②「スズキトーンを身につけるには、どういうことを心がけて行く必要があるか?」
③「スズキトーンを生徒に伝えるには、どのようなアプローチが望ましいか?」
④「スズキトーンを次世代の指導者が身に付け、実践してもらうために、我々はどう伝えるべきか?」
 
 パネラーの話の合間に、鈴木鎮一先生に直接教えを受けた先生方の話を客席より発表してもらいました。どの発言者もスズキトーン=「音に命あり」と言うことに集約される内容を話していました。事前の発言内容のレポートを送ってくださった先生方のテーマも、やはり「音に命あり」でした。
 
 また「スズキトーンの基礎となるのは自然音だ」という安田廣務先生の発表は、国際TT会議に引き続いて行なわれた全国指導者研究会の内容とも呼応し、印象的でした。
 音を磨くことで子どもの心を育てることが、次世代に伝える根幹だという共通認識を持つことができました。海外の先生方の音に対する熱意に我々日本の指導者も刺激を受けた次第です。
 
 セッションの最後に鈴木先生の奏でる「鳥の歌」を聴いて閉会しました。この「鳥の歌」も指導者研究会と呼応したのは偶然でした。