鈴木鎮一先生、125歳の誕生日をお祝いして

 
スペシャルツアー担当　永田香代野先生からの報告です。
　
　10月13日（金）から15日（日）まで松本で開催された国際ティーチャートレーナー会議。10月17日（火）の鈴木鎮一先生125歳のお誕生日に合わせ、17日には海外から出席された先生方のためのお墓参りツアーが実施されました。
 
　国際TT会議が15日に終了したにも関わらず、お誕生日祝いのために残られた先生方約60名が２台のバスに分乗してのスペシャル・ツアーになりました。実行委員長の中島顕先生と副委員長の私はそれぞれのバスに分乗して同行いたしました。
 
　素晴らしい晴天に恵まれ、まるで鈴木先生が皆さんを温かく迎えてくださっているかのようでした。私の乗車した２号車の最初の目的地は、かつてのお住まいでもあった「鈴木鎮一記念館」です。たくさんの遺品や資料、DVDの鑑賞などもして皆さんそれぞれの思い出と重なり、感傷に浸っておられました。ちょうど一般のお客様も入って来られて海外に広がったスズキ・メソードの足跡を熱心に鑑賞されていました。そして実際にたくさんのティーチャー・トレーナーを目の当たりにして、海外に広がったスズキ・メソードを深く実感されたようです。なお、中島実行委員長が同行された１号車は、最初にお墓参り、その後鈴木鎮一記念館訪問という流れでした。
 
　さて、２号車は、いよいよお墓参りです。お墓では一人ずつ献花をし、先生のご冥福をお祈りし、久しい再会を胸に刻んでおられました。お誕生日ということで「Happy Birthday」を斉唱し、墓苑ではあまり聴くことのない美しい歌声が響いていました。墓苑を少し上った丘の上は松本が一望できる素晴らしい景色が見られる場所で美しい思い出がそれぞれの心に残ったのではないかと感じました。短いツアーでしたが私もご一緒することで、鈴木先生が世界の子どもたちの幸せを願ったスズキファミリーの一員として改めて「どの子も育つ　先生次第」という言葉を深く肝に銘じたツアーでした。