大人の生徒のための
「第7回エトワールコンサート」を開催しました!

 
第7回エトワールコンサート
11月21日(日)13時30分開演
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター小ホール
  

 『大人だって楽しみたい!』という生徒さんの声に応え、2014年から始まった「エトワールコンサート」。ヴァイオリン、ピアノ、フルートを習う大人の生徒さんを持つ、関東地区の指導者有志の企画から実現しました。
 昨年は、コロナ禍で中止を余儀なくされ、また、今年も当初は9月開催を予定しましたが、緊急事態宣言が続く東京都内では、開催が延期されていました。ようやくこぎつけた開催となりました。
 すっかり木々が色づいた11月21日(日)、今回は、国立オリンピック記念青少年総合センターのカルチャー棟にある小ホールで行なわれました。ステイホームが長らく続いたこともあり、練習する環境が激変したわけですが、それでも参加された大人の生徒さんたちは、思い思いの曲を精一杯響かせようと、がんばっていらっしゃいました。前回の打ち上げで希望のあったバッハの「ドッペル」を冒頭のプログラムにいれるなど、参加される方々の気持ちに寄り添った形で運営されていました。また、ジャズっぽい雰囲気を醸し出す選曲や、聴き映えのする演奏など、個性豊かな演奏が続きました。
 幼児教育の色の強いスズキ・メソードですが、「大人のスズキ」ここにあり。大人も音楽を楽しむ「生涯教育」としての側面も注目を集めています。

ドッペルコンチェルト
(バッハ)
 
アンダンテとロンド
(ドップラー)
セレナーデ
(ウッダール)
道化のセレナーデ
(シュルツ)
木星〜組曲「惑星」より
(ホルスト)
 
G線上のアリア
(バッハ・Jazzバージョン)
協奏曲第5番第1楽章
(ザイツ)
ジーグ
(ベラチーニ)
協奏曲第11番二短調第1楽章
(ヴィヴァルディ )
花のワルツ
(ケーラー)
セレナーデ
(ドリゴ)
Got to Get You Into My Life
リベルタンゴ
(ビートルズ・ピアソラ)
シチリアーナ
(パラディス)
 
思い出
(ドルドラ)
夜想曲第2番
(ショパン=サラサーテ)
チャルダッシュ
(モンティ)
パルティータ第2番より
シンフォニア
(バッハ)
2人のてき弾兵・
メヌエット第2番・
キラキラ星変奏曲
(シューマン・バッハ・
鈴木鎮一)

演奏された方々の感想です。
・島崎幸弘さん
2年ぶりの「エトワールコンサート」。いつもより仕上がりは良いと思ってたのですが、久し振りのホールで予想以上にテンションがあがってしまいました。皆様、できが良く、観客としては十分に楽しませていただきました。
 
・亀田倫子さん
 今年でフルートを始めて5年目の年。ソロ演奏では2回目の参加となりました。コロナ禍で大変な中、先生方の細やかなご準備、ご指導のおかげで立派な舞台で演奏ができたこと、心より御礼申し上げます。
 異常な緊張と終わった後の安堵と心はジェットコースターのような刺激的な1日でした。そんな久しぶりの感覚を自分自身少し可笑しくも感じつつ、思い出深く忘れられない充実した1日を経験することができました。
 フルートだけでなく、他の楽器の演奏が聴けたり、楽しく合奏ができたことも、あわせてとても嬉しかったです。
 次回も皆様にお会いできるのを楽しみに日々の練習がんばりたいと思います。ありがとうございました。
 
・西牧真衣さん
 初めての参加で人生初の独奏。一緒に習っている子どもたちに舞台で弾く母の姿も見せたいなと参加を決めたものの、本番が近づくにつれて高まる緊張感。子どもたちは毎年この緊張を乗り越えているのか…。ドキドキの一日でしたが、みんなで楽しもうという雰囲気を感じながら何とか終えられました。先生方にも感謝です。
 
・三宅晋一さん
 私は3年前に50代でスズキ・メソードに入会して以来、白水先生のピアノ指導を受けて、今回エトワールに初参加させていただきました。練習を続けていくうちに徐々に高まる緊張感は、頭の中のステージで独奏する自分の映像と結びつき、ワクワク感が同居した不思議な感覚でした。
 本番当日は、まったく別世界で演奏することができました。日常の職場と違う空気が流れているスズキで過ごす時間は私にとって大変貴重であり、今後も楽しく続けていきたいと思います。
 
・田村元樹さん
 2年ぶりの参加となります。毎回選曲には頭を悩ませており、どのような発表の場でも
①聴きやすい素敵な旋律があり、
②技巧的で、
③あまり知られていない、あるいは周囲の誰も弾いたことのない
曲を弾くことにしています。このためYouTubeやIMSLP(楽譜サイト)を漁る毎日で、練習以上に(?)選曲に時間をかけているかもしれません。
 ということで今回は、サラサーテが編曲したショパンの「夜想曲第2番」を演奏しました。
 新型コロナが予断を許さない状況の中、このような発表の機会を持てたことは非常に貴重でした。企画・準備・指導いただいた先生方にはこの場を借りて御礼申し上げます。
 
・長谷川晶子さん
 前回2019年の演奏会の打ち上げで、「ドッペルをみんなで弾けたらいいな!」と数人でお話をしていました。今回、プログラムのオープニング曲としていただき、本当に実現できたことがとても嬉しかったです。
 コロナのため練習が本番直前のみとなってしまいましたが、今度はもっと練習回数を重ね、またみんなで弾けることを期待しております。
 
・真崎乃里子さん
 1年とそして2ヵ月の延期を経て開催された、7回目のエトワールコンサート。
 久しぶりの再会。舞台裏では、あちらこちらで話に花が咲き、笑顔がこぼれます。それぞれに忙しい日々を送りながら、練習にさくことのできる時間は、決して多くはないけれど、それでも先生のもとでレッスンを受け、楽器を奏でる時間は、かけがえのないひととき。
 舞台に立つ仲間の、心に響く演奏に耳を傾け、エールを送り、拍手を送り合いました。久しぶりの合奏では、重なり合う音を楽しみ、そしてその余韻に包まれながらフィナーレ。
 来年もまた、きっとエトワールで!
 先生方、温かな御指導、ありがとうございました。
 
・実行委員長のヴァイオリン科指導者 藤井美和先生
 コロナ禍のため2020年は中止になり、2021年9月に予定するも緊急事態宣言のため延期になり、11月になってやっと開催することができました。2年ぶりの再会を喜んだリハーサル、そして本番は皆さんのご成長を目の当たりにして驚きの連続でした。
 今回の合奏ではフルートは「花のワルツ」、ヴァイオリンは「ドッペルコンチェルト」を演奏することができました。コンサートを始めた時には想像できなかった高さです! スズキ・メソードは子どもたちだけではなく、ここにも生きていることを実感しています。