大人の生徒のための
「第9回エトワールコンサート」を開催しました!
第9回エトワールコンサート
9月10日(日)13時開演
会場:国立オリンピック記念青少年総合センターリハーサル室
幼児教育の色の強いスズキ・メソードですが、「大人のスズキ」ここにあり。大人も音楽を楽しむ「生涯教育」としての側面にも注目が集まっています。
出演者の皆様の勇姿をご覧ください。写真をクリックすると、拡大します。
エトワールコンサートを終えて
〜フルート科指導者 中田英里先生
皆さん最高でした!その言葉に尽きます。 それぞれの目標に向かい精進され、達成できたこと、うまくいかなかったことなどあったと思いますが、コンサートを終えた後は「次はいつですか?」「今度はこの曲をやりたいです!」「先生!オススメの会場があります」、はたまた「県外に遠征に行きましょう!」と前向きな言葉ばかりでした。 会を重ねるごとに技術だけに留まらず、精神的に一歩一歩前進していると感じています。そして指導者の私たちが逆に力をいただき、励みになっております。 いつか全国のスズキの大人の生徒さんたちでコンサートができたら、それこそ最高です。
演奏された方々の感想です。
憧れていたエルガーの「愛の挨拶」を吹くことができました!
M.Nさん(フルート)岩波先生クラス
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の間、看護師の私には行動制限がつきまといました。私は、フルートのレッスン継続は難しいと思いました。しかし、教室対面レッスンとオンラインレッスンとのハイブリッドレッスンで、レッスン継続ができました。岩波先生 レッスン継続ありがとうございました。 私は、4年ぶりに参加できたエトワールコンサートで、憧れていたエルガーの「愛の挨拶」を吹くことができましたし、楽器を愛する大人の仲間と会うことができました。フルート・ヴァイオリン・ピアノの豊かな音色に溢れた楽しいひとときになりました。岩波先生、ピアノ伴奏の白水先生、スズキの先生方、次回もお世話になります。
早朝深夜に時間を作っては練習しました!
F.Sさん(フルート)中田先生クラス
今回、初めて発表会に参加させていただきました。先生にご紹介いただいたゴダールの『アレグレット』はとても素敵で、好きな曲でしたので、なんとか上手に吹けるようになりたいと、早朝深夜に時間を作っては練習しました。
当日は朝からド緊張。本番ステージでは、全体的に音が掠れてしまったこと、レッスンで教えてもらったことや練習したことがうまくできなかったなど、反省のオンパレードでした。それでも今振り返ってみますと、吹き終えた後の皆さまの暖かい拍手が耳に残っていますし、また同じフルート科の方々からいただいたお声かけもとても嬉しかったです。やっぱり「音楽は楽しい」と改めて思いました。
次回までにもっとレベルアップして、少しでも本番を楽しめる余裕ができたらいいなと思いました。
緊張の中で演奏しましたが、弾ききることができ、とても嬉しかったです!
R.Kさん(ヴァイオリン)藤井先生クラス
スズキ・メソードに入会してから約3年が経ち、2023年で3回目となるエトワールコンサートに参加しました。大人が出演できる舞台で、練習成果を発表できるコンサートです。 ソロ演奏は2回目で、緊張の中で演奏しましたが、なんとか弾ききることができ、とても嬉しかったです。しかし、振り返るとテンポや指使い、音の強弱に課題がありました。先生方の指導と学習を通じて、演奏ができるようになったことに感謝しています。私は社会人としても、芸術分野で発表することが重要と考えており、コンサートに出ることができたことに感謝しています。先生方の準備と指導のおかげでコンサートに参加できたことに感謝し、今後もスズキ・メソードで学び、より良い演奏を目指したいと思います。
温かい拍手をいただき大変嬉しかったです!
島崎幸弘(ピアノ)神田先生クラス
私のピアノのできは残念でしたが、皆様が温かく見守ってくれて、温かい拍手をいただき大変嬉しかったです。打ち上げも、楽しい時間をありがとうごさいました。来年はピアノのできも打ち上げも楽しめるようにがんばりたいと思います。ありがとうございました。
新たな目標も生まれました!
後藤裕美さん(ピアノ)神田先生クラス
高校3年生の息子が、約15年通っていたピアノレッスンに、今年1月で区切りをつけました。私自身はピアノの経験はさほどなく、いつかしっかり習って弾いてみたいという思いをずっと持っていたのと、神田先生とのご縁まで区切りをつけたくはなかったのもあり、息子と入れ替わりで今年2月からピアノのお稽古を始めました。
習い始めて約半年で迎えた初のステージでは、緊張のあまり頭が真っ白になり、演奏が止まってしまいましたが、先生から予め、発表会は様々なハプニングがつきものであると言われていたのを思い出し、必要以上に慌てることなく、何とか最後まで弾き切ることができました。
発表会に出ると決めたことで、それに向けて曲を素敵に仕上げる(しかも期限付き!)という目標ができ、日々の練習にも張り合いが出てきたので、今回参加して本当に良かったです。
何より、発表会では多くの大人生徒さんの素晴らしい演奏を直接聴くことができて、大変励みになりましたし、私もあんな風に楽しんで演奏してみたいという新たな目標も生まれました。
次回は演奏が飛んでしまわないよう、もう少し心に余裕を持ってステージに立てたらと思います。
なんとか捻出した毎日の30分練習が、生活を彩り豊かにしてくれました!
天野佳子さん(ピアノ)神田先生クラス
このたび、初めてエトワールコンサートに参加させていただきました。娘がピアノを習いはじめ、ひょんなことから「お母さんもどうですか?」とお声がけいただいたのが今年の2月のこと。ピアノの稽古は実に高校生以来であり、指が思うように動かず大変に難儀しました。大学、就職、結婚・出産育児と日々の生活は目まぐるしく流れ、随分ピアノから離れていたのだから、指がぎこちないのは当然のことです。
発表会に向けて選んだ曲は、高校生の頃には知りもしなかった旧ソ連時代の作曲家のピアノソナタ。必要とされるテクニックは到底及ばないけれどもどうせ弾くなら目標は高く!発表会までの半年間毎日30分ピアノに向かい練習することにしました。
日々の追われるような生活の中から捻出する30分が、とても生き生きと、彩り豊かにしてくれることを、数十年ぶりの稽古再開にして初めて気づかされました。難解な音譜たちを読み解き指と脳に叩き込むこと、繰り返し音源を聞き込み理想とする演奏をイメージすること、ビバーチェで弾けるようメトロノームを徐々に上げていくこと、、、ゆっくりとゆっくりと、でも少しずつ弾けるようになることがこんなにも楽しいものであったとは!
時に子どもの相手が疎かになったり、在宅勤務中に息抜きと称して練習に没頭してしまったこともあります。ごめんなさい。ですが、少なくとも子どもたちに対しては、目標に向かってなんだかがんばっているお母さんの姿を見てもらう滅多にないチャンスだったのかなとも思います。
迎えた本番はなんとか最後まで弾ききったものの、緊張のあまりびっくりするようなミスをいくつもしでかしました。まだまだ、次はもっと良い演奏をするのだと、最後のお辞儀をしながら気持ちは次回発表会に切り替わったのでした。
最後になりましたが、毎回優しく楽しくご指導くださった神田先生に心から感謝申し上げます。また次回もお願いいたします。それから、支えてくれた夫と二人の子どもたち、ありがとう。