多くの聴衆の前で、スズキをアピール!
イオンモール松本のクリスマス点灯式に出演!
レポート:井上悠子先生(甲信地区ヴァイオリン科指導者)
11月3日(日祝)、三連休で賑わうイオンモール松本で、クリスマスシーズンの幕開けを告げるクリスマスツリー点灯式が行なわれました。スズキ・メソード松本支部として点灯式に参加させていただくことになり、ヴァイオリン科の北澤久美子クラスと井上悠子クラスの生徒16名が出演。指導者3名によるミニコンサートも開催しました。
イオンモール松本では、毎年とても大きく素敵なツリーが飾られています。会場となったのはショッピングモールの中心となる晴庭1Fの「きらめきコート」。3階までの大きな吹き抜けになっている賑やかな場所です。ステージとして赤いジュータンが敷かれ、司会の方の明るく元気な呼び掛けでお客様が目の前にも上の階にもたくさん集まってくださいました!
まずは生徒たちの演奏です。
上級生4人がクリスマス・キャロルの「もみの木 O Christmas Tree」を演奏すると、美しく華やかな響きで満たされ、ツリーに点灯する前の会場も期待感に溢れます。そしてドヴォルザークの「ユーモレスク」やブラームスの「ワルツ」など、スズキ・メソードの指導曲集からお馴染みの曲が続きます。「キラキラ星変奏曲」まで弾き終えると、最後にもう一度、上級生4人だけステージに残り、「きよしこの夜」を演奏。静かで優しい響きに会場も耳を澄ませ、演奏後は温かい拍手に包まれました。
生徒たちの演奏が終わると、司会の方から演奏者インタビュー。「何歳からお稽古を始めましたか?」「お稽古をがんばっていて良かったと思う時はどんな時ですか?」といった質問に、小学校6年生の生徒は堂々と自分の言葉でしっかり答えていました。
最後に「スズキ・メソードについて教えてください」という問いには、北澤久美子先生が答えます。音楽を通して子どもたちの心が美しく育つように、そして世界中の子どもたちの倖せと平和な暮らしを願う人を育てる、というスズキ・メソードの心を、会場の皆様にお伝えさせていただく機会となりました。
そしてついに、会場にはフィンランドからサンタクロースが到着!
ツリーを点灯するボタンのスイッチ・オンを、生徒3人が代表してサンタさんと一緒にさせていただくと…なんてキラッキラのクリスマスツリーでしょう!大きくて豪華なツリーの美しさに大歓声と拍手が起こります。引き続き、ツリーを背景にサンタさんとの撮影会が行なわれると、生徒たちもそれぞれに写真を撮ってもらって、良い思い出になりご褒美のようでした。撮影会は小学生以下限定のところ、演奏者ということで指導者も特別に撮っていただきました。ありがとうございます!
撮影会の行列が落ち着いた後は、指導者3人によるミニコンサートを。讃美歌や冬やクリスマスにちなんだ曲を演奏しました。ステージ前の客席だけでなく、2階や3階のテラス席から耳を傾け、お聴きいただいている姿も見えて、いろいろな方にお聴きいただけたことを実感できました。華やかなクリスマスシーズンを彩る時間として、お客様の心に残ってくれたら嬉しいです。
今回スズキ・メソードにお声掛けくださったイオンモール松本様、明るく盛り上げてくださった司会の佐藤美智子様、イベント準備を進めてくださった鈴木鎮一記念館の中澤由季子副館長、関係の皆様、ありがとうございました。
演奏に参加した生徒のみんなは、たくさんのお客様に囲まれて緊張も大きかったと思いますが、何よりも素敵な空間で弾けることを楽しんでいたようです。お稽古をがんばる子どもたちにとって素晴らしい機会になったに違いありません。毎日のお稽古がこのような体験に繋がり、子どもたちの自信やさらなる成長に繋がっていくことを願っています。
出演した子どもたちの感想も届きました。
田内良和(北澤クラス 小6)
今回、あのような大勢の人がいる中での演奏だったので、緊張してしまいました。ですが、いざひいてみると周りの人たちが上手いこともあり、つられていまにもクリスマスがやってきそうな、とてもきれいな音でひけました。聴いていた人たちもすごく拍手してくれました。特に小さな子どもたちが、これからサンタさんが来るということもありますが、うれしそうにしていて、とてもほんわかした気持ちになりました。
木下結愛羽(北澤クラス 高1)
コロナ禍から徐々にコロナ前の生活に戻ってきて、久しぶりに大勢の人の前で演奏したので緊張しました。みんなが一体となって綺麗な音を会場全体に届けることができて、とても嬉しかったです。たくさんの観客が私たちの演奏に耳を澄ませて聴いてくださって、音楽の素晴らしさを共有できたことに喜びを感じました。また、演奏後の温かい拍手を久しぶりに実感でき、これからも演奏を続けていきたいという思いが強まりました。今回の点灯式に参加させていただいたことで、スズキ・メソードでしか感じられない音楽の力をより一層、体験できる素晴らしい機会になりました。豪華で綺麗なクリスマスツリーがある場所での演奏はあまり体験できないと思うので、素敵な空間で弾けて楽しかったです。ありがとうございました。
井上万理子(井上クラス 高2)
今回は北澤クラスの上級生と四重奏をする機会をいただき、クリスマスツリー点灯式ということで讃美歌を2曲演奏し、私はヴィオラを担当しました。アンサンブルの中で自分のパートがどんな役割を持っているのか、他のパートはどんな動きをしているのか、という基礎を改めて学ぶことができました。そして何より、他のクラスの人と一緒に弾いたことで刺激を受け、もっとお稽古して成長しなければと思いました。当日はたくさんの人に聴いてもらえてとても楽しく、嬉しかったです。良い経験になりました。今後もこのような機会があれば、参加していきたいと思います。