小玉もな先生世界的に有名で、最高のコンサートホールの一つであるロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、3月27日(日)、英国スズキ協会(BSI)主催のガラ・コンサートが開催されました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、フルート、リコーダー、マンドリン、ギター、ハープなどを演奏する、英国を始めヨーロッパでスズキを学ぶ子どもたちが、素晴らしい演奏を繰り広げたのです。
日本からは豊田耕兒先生が招待され、鈴木鎮一先生の教えを幼少より直接受けた素晴らしいヴァイオリニストであることが、BSIの公式サイトでも大きく紹介されています。
王立音楽大学で26日(土)開催のPlaytogether(合奏会)や、29(火)〜31日(木)開催のワークショップなど盛りだくさんな内容が実施されました。
BSIの指導者でヴァイオリン・ヴィオラを教えておられる小玉もな先生による、現地からの最新リポートです。
英国スズキ協会ガラ・ウィーク 日替わりレポートなど
ガラ・ウィークの幕開けは、
3月23日の「ぺちゃくちゃ」イベントから
ぺちゃくちゃのプログラム 「ぺちゃくちゃ」と聞いて、あの「ぺちゃくちゃ?」と思われることでしょう。実は、あの「ぺちゃくちゃ」です。日本を拠点とする建築事務所のイギリス人とイタリア人によって考案されたプレゼンテーションの形式で、講演者は、20枚のスライドを1枚あたり20秒使ってプレゼンテーションを行ないます。400秒(=6分40秒)というコンパクトな持ち時間で多彩なアイデアを披露するわけで、今では全世界600都市以上で開催されるほど。
さて、その「ぺちゃくちゃ」イベントが、3月23日(水)にロンドンの日本大使館で開催されました。この日は、旅行書の編集者や、漫画家、陶芸家、女優などとともに登場したのが、才能教育研究会名誉会長の豊田耕兒先生。「英語で早く話すのは苦手。ラルゴのテンポで話したい」などとリハーサル時におっしゃっていた豊田先生ですが、本番ではお客様の笑いを見事に取って盛り上がっていました。さすがです。豊田先生がお選びになられた16枚の写真とBSI側が選んだ4枚の写真がスライドとして流され、豊田先生がお話しされるという形です。そして、スライドの合間に登場したのがヴァイオリン科の子どもたち。
子どもたち6人は、キラキラ星変奏曲、アレグロ、無窮動(8分音符のみ)の3曲を90秒ほどで弾きました。アレグロの途中でヘレン・ブルナー先生のE線が切れるというハプニングも。3月末には、 この日の模様が流れるそうですので、ご覧ください。
左からヘレン・ブルナー先生と豊田耕兒先生、そして、この日、シカゴから到着したばかりのエド・クライトマン先生です。 お客様は200名ほど。日本大使館がビールやワイン、日本酒などを無料で提供してくださり、お客様はそれを飲みながら聴いていました。前の方に座っていた人たちは地べたに座って、くつろいでいました。休憩中には手巻き寿司のふるまいもありました。ヨーロッパスズキ協会のマーティン・ルッティマン会長や、アメリカのアラン・リーブ先生もお客様として出席されていました。
本番前のひととき。日本大使館からご褒美?として日本にまつわる物を子どもたちにお土産にとしていただきました。その中には、岐阜の「さるぼぼ」と呼ばれるお守りや、富山の紙風船、日本の絵葉書、トランプなどが入っていました。この絵ハガキに、6人の子どもたちは豊田先生から直筆のサインを書いてもらっていました。なお、大使館内でのイベントのため、イベントの撮影はNGでした。
豊田先生と林景一大使との会話
豊田先生が、在英国日本国大使館の駐英国特命全権大使である林景一大使とも面会されたときのやりとりをご紹介しましょう。
まずは、豊田先生が「かれこれ50年もヨーロッパ生活をしていましたが、鈴木先生が亡くなられ、日本に戻り現在に至ります」というお話から始まりました。林大使に、「スズキ・メソードが1960年代にアメリカにツアーに行き、そこからすべてが始まり、世界に広がった」ことや、カーター大統領のお嬢さんもスズキの生徒であったことなどが話され、大使はとても興味を持たれていました。
今回のロイヤル・アルバート・ホールでのガラ・コンサートにちなんで、豊田先生は「ヨーロッパにこれほど広がりを見せていることに感激しています」とおっしゃり、「日本でも日本武道館でグランドコンサートを開催してきましたが 今回のロンドンでのコンサートはそれを凌駕しますね」と。林大使は「日本は、車や機械などのハードが世界的に有名で、最近はアニメなどのカルチャーが広がりを見せてきた、と思っていましたが、スズキ・メソードは、まさにその先駆けだったんですね」と感心され、「イギリスを代表するコンサートホールに 日本発信の音楽教育をやっているヨーロッパの子どもたちや親たちが何千人も集まるなんて素晴らしいこと、もっとこういうニュースを日本に発信すべき」と広報活動にも力を注がれることをお話しされていました。豊田先生は「BSIのヘレン先生がインドやロシアにも足を伸ばして 指導をしていることを紹介され、これからイギリスを中心にますますの広がりをみせるでしょう」とお話しされていました。
3月24日 ジャパン・ソサエティー主催のレクチャーに
豊田先生登場!
豊田先生英国滞在2日目のメインイベントは、ジャパン・ソサエティー主催のレクチャーでした。50名ほどの参加者で、ロンドン市内の大和日英基金で行なわれました。
→こちらをご覧ください。
6名の子どもたち、連日の出演です! レクチャーの前に、昨日と同じメンバーの6名の子どもたちが、キラキラ星変奏曲の「タカタカタッタ」「テーマ」、それにアレグロを弾きました。
それからレクチャーが始まりました。先生は日本語でお話になり、英語の通訳がつきました。豊田先生は、 鈴木先生の生い立ちや、スズキ・メソードの歴史を簡単に説明され、それから「一日一語集」についてお話になられました。先生、お話が進むにつれてどんどん調子が上がっていかれたご様子で、逸話話など、原稿に予定されてないお話をされていました。予定の20分を超え、なんと50分!ほどお話されました。それでも「一日一語集」の半分ぐらいしか進みませんでした。「次回に繰越しでお願いいたします」と、すかさずお願いさせていただきました。
レクチャー後は子どもたちがマカべウスと無窮動を演奏し、イベントが終了しました。終了後は、お客様(聴衆)と「Drinks Reception」があり、ワインやジュースがふるまわれました。豊田先生はそこでお客様とお話になったり、サインを求められたり、記念写真をお願いされたり、大人気です。
お客様から、「ガラ・コンサートに行きたいから、チケットの購入の仕方を教えて」とか「自分が企画するイベントにも子どもたちを招待したいのですが」など、声をかけてもらいました。「一日一語集」は大変な人気で、どの方も残りの15日分を見たり、鈴木先生の美しい字体を真剣に眺めていました。
3月25日 ヘレン・ブルナー先生のご自宅で会議
ヘレンの自宅のリビングで、リゾット後の風景です。すごいお家なのです…44名の人がイスに座れるスペースがあるのですから。豊田先生も含めワインを飲んで、フレンドリーな雰囲気でした 豊田先生は、午前中にアルフレッド出版社との会議に出席され、夕方5時からは、ヘレンの自宅で、この週末の各グループの責任者の会議に出席されました。みなさん、豊田先生にお会いできて、本当に嬉しそうでした。欧米の若い指導者たちにとっての豊田先生とは「8巻のCDを演奏された方」という認識だったみたいで、本人が登場されて、ちょっとびっくりしていましたね。
シカゴのエド・クライトマン先生が、この日の会議に集合した44名分!の海老リゾットの夕食を作ってくださいました。
おいしかったー。食べるのとお話に夢中で、肝心の写真がありません! ごめんなさ〜い。
今日はこんな感じでした。
そうそう。昨日はなぜか怪我人が続失する日でした。ギターの先生は足を骨折、チェロの先生は腕のヒビ、ヴァイオリンの先生は、おしりに2個のたんこぶと背中からお尻のアザ。挙げ句の果てには日曜の特別司会者は鼻の骨を折り、昨日全身麻酔で緊急手術だったそうです。彼女はラジオ番組とかで有名な人なのに。鼻のギプスをはめて、目のまわりは真っ黒なんですって。
ベルギーのテロの影響で参加を取りやめた人たちもいました。
明日は朝7時半集合です!
3月26日 リハーサル開始です。
セキュリティー付きリストバンド。 週末は外してはいけないもので、ロイヤルアルバートホールの楽屋入り口の場所、指導者毎などで5色分けされてました。 豊田先生も例外なくオレンジのバンドを付けていました。 26日(土)は多忙な1日でした。お手伝いの指導者達は朝7時半までに、朝9時からリハーサルが始まる子どもたちは、8時に集合&登録でした。
ガラコンサートの参加者と合奏参加者を含めて計1600名の登録をiPadでしました。これは、2013年の松本での世界大会のアイデアをいただいたものです。全員が登録し、この週末にかけて、外してはいけない専用のリストバンドをしてから、各楽器とクラス別に分かれて、夕方6時過ぎまで練習が続きました。
ヴァイオリン科のリハーサル風景です。 インペリアルカレッジと、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック(英国王立音楽大学)の2つの学校、計6ヵ所の部屋を借りてのリハーサルでした。あっ、あとハープはハープ屋さんでリハーサルがあったので、計3ヵ所でした。ちなみにハープは12台をバンに積み、アイルランドからウナ・ニ・フラナガン先生自ら運転して運んで来たんですよ。残りの30台をロンドンのハープ屋さんから借りたのです。
2016年明けから各国、各お教室で細々とみなさん練習していたのですが、初めての合同リハーサルです。「合同」と言っても、一部合同のみで、全体練習は明日までお預けです。こちらもヴァイオリン科1セッション45分の短い時間内に、練習しなくてはいけない曲がたくさんあるので大変です。
参加者全員に配られたTシャツ。 指導者ヘルパー、実行委員、リーダー先生にはオレンジ、生徒さん達には水色で色分けしました。 今回のコンサートにはピアノの伴奏の他に弦楽アンサンブルの伴奏もつきます。弦楽アンサンブルは、私を含め有志の指導者12名で編成されました。ティモシー・マレーさんというピアニスト&作曲&編曲の達人が、今回のコンサートの音楽ディレクター兼ピアノ伴奏者で、メドレーや伴奏譜を今回のコンサートのために特別に書いてくれました。
ピアノ科は21台の電子ピアノで演奏。奥の方に、弦楽アンサンブルが写っています。 アンサンブルとの初合わせも一部の楽器とクラスでもありました。練習が土曜日のみという限られた時間では、全楽器の全クラスとは残念ながら練習できませんでした。
お昼過ぎからは、合奏「Playtogether」が9ヵ所に分かれて行なわれました。
9ヵ所の内訳は、
・ヴァイオリンが4クラス
・チェロとヴィオラの合同合奏クラスが1つ
・ギター1クラス
お昼ご飯を買いに、リハーサル会場であるロイヤル・カレッジからお向かいのアルバートホールに行きました。そこで見つけた一コマ。日本にはないギタークラスです。・フルート、リコーダー、マンドリンの合同合奏クラスが1つ
・ピアノ1クラス
・ハープ1クラス
です。
この9ヵ所の合奏に500名の生徒さんが参加しました。
今回のガラコンサートで演奏したいという希望者が演奏可能スペースより多数あったため、コンサートの登録詳細を発表した時からからヴァイオリン科は3巻以上、チェロは2巻以上、など制約を設けました。それでも申し込み数が多すぎて、抽選にもれてしまった人たちもこの合奏に参加してくれました。ガラコンサートには出られないけれど、「雰囲気を味わいたい」ということでイギリス以外の国からの「Playtogether」のみの参加者も多数いました。
ベルギーのクン・レン先生のお教室の生徒さん達と一緒に記念写真。 合奏にはアメリカのエド・クライトマン先生、アイスランドのリリヤ・ヒャルタドティル先生、フランスのルーベン・リベラ先生などが、わざわざロンドンまで来てくださって、子どもたちの指導をしてくださいました。
豊田先生は一部の合奏とリハーサル会場を回り、子どもたちの演奏を聴き、ご挨拶をされました。永遠に続くかと思われた記念写真やサインのおねだりにも、快く引き受けていました。
3月27日 いよいよロイヤル・アルバート・ホールで本番。
40ページもの大作となった、コンサートプログラム午後2時15分にお客様の開場が始まり、子どもたちは2時半から演奏位置に着き始めました。演奏位置についてるお子さんと、客席に座ってるご両親がお互いに見つけあって手を振っています。あんなに大きな会場で、ライトがまぶしいのに、ちゃんとお互いが見つけ合うっていうのは「すごいなぁー」と思いました。会場はものすごい熱気にあふれていました。
コンサートは豊田先生の指揮で始まったのですが、ちょうど楽屋を出られてスタンバイされる豊田先生にバッタリと会い、その場で急遽、記念写真を撮らせていただきました。私にとっては、ものすごい記念になった写真です。 午後3時ぴったりに、客席が暗くなりました。コンサートスタートの合図です。その途端、お客様からの歓声や拍手があがり、ものすごく胸を打たれました。変な言い方、国立競技場にサッカーの試合を見に行った時よりも、大きな歓声と拍手です。まだ演奏始まってないのに!!
ヘレン・ブルナー先生の元生徒さんで、今はBBCラジオで活躍しているクレメンシー・バートン・ヒルさんの司会でコンサートが始まりました。実は、25日(金)に、クレメンシーさんの3歳の息子さんがベッドに寝ていた彼女に飛び乗ったら、運が悪く、鼻の骨を折り、全身麻酔で緊急手術を受けたとのこと。なのに、舞台に登場した彼女は、鼻にコルセットをはめているものの、とても綺麗で輝いていました。バッハのドッペルコンチェルト、そしてモンティのチャルダッシュにも飛び入り参加して一緒に演奏していました。
豊田先生の熱の入ったリハーサル風景。椅子4客を組み合わせたところに豊田先生がいらっしゃいますので、椅子が動かないように、豊田先生が落ちないように、指導者たちも必死でした。 コンサートはとてもスムーズに流れ、感動的でした。演奏する楽器の所にスポットライトがあたり、演奏が終わると次の楽器に違う色のスポットライトがあたる、というステキな雰囲気でした。
アルバートホールに設置されているパイプオルガンで、ノルウェーのスズキオルガンの生徒さん1名がソロを演奏しました。スズキ・メソードにオルガンがあることを知っている人は少なく、コンサート終了後、どうやってグループレッスンするんだろうね?とか、どうやって家で練習するんだろうね? など指導者の間で話題になりました。
前半最初の「子供の幸を」、前半最後のメドレー、そして後半最後の「キラキラ星変奏曲」は全楽器が一緒になって演奏し、迫力もあり、もう言葉では表せないくらい、なんとも言えない感情になりました。
ロイヤル・アルバート・ホールの名物「バルーンドロップ」 「キラキラ星変奏曲」の最後の音を弾き終わった直後に、天井に取り付けた1000個の風船を落としました。この「バルーンドロップ」はロイヤル・アルバート・ホールの名物らしいです。風船が落ちてきた途端、子どもたちの感嘆と叫声がものすごくてびっくりしました。感動的なムードの会場が、あっという間に笑顔と「弓で風船割るのやめなさーい!」と叫ぶ指導者たちに乗っ取られちゃいましたが。
無事にコンサートが終わり、子どもたちを親御さんの手元に引き渡し、片付けをしたら…おまちかね?の打ち上げがアルバートホール内のバーでありました。指導者ヘルパー、リーダー、実行委員、関係者が参加しました。
26日、27日はずっと雨が降る、という天気予報だったのに、打ち上げが始まるまでちゃんと持ちこたえてくれました。打ち上げ後はあり得ないくらいの大雨でしたが、子どもたちが濡れなかったので「よし」としましょう!
あのコンサートが本当に行なわれたのかと思うと、いまだに信じられない気持ちです。
3月28日 豊田先生、帰国へ。
いったい何枚の写真を撮られたことでしょう。サインと写真のおねだりに気さくに応じてくださった豊田先生に、誰もが感謝の気持ちでいっぱいです。 コンサートが終わった翌日。豊田先生が夜の飛行機で日本に帰られました。午前中は車でロンドン観光をされて、ヒースロー空港に向かいました。
出発ゲートで、今回豊田先生と一緒に行動していた私を含む日本人チーム3名と記念写真を撮ろうとしていたら…昨日のコンサートに参加していた、アイルランドとフィンランドの2家族にバッタリと会い、記念写真やサインをおねだりされていました。豊田先生はどこに行っても人気者でいらっしゃいます!
指導者一同が、今日28日から春休みで旅行に行ったり、週末の疲れを癒している間に、事務局とグラント・ミード先生は明日から始まる春期講習会の準備に追われていました。
3月29日〜31日 春期講習会を開催。
春期講習が終わって、会場近くで見つけた一コマ。 アイスランドから来た生徒さん3人が、パブの前で路上演奏をしていました。 今日から3日間、春期講習がロイヤル・カレッジでありました。240名ほどが参加しました。
ガラコンサートに参加した生徒さんたちや指導者が、参加し、普段より規模が大きい講習会となりました。ロイヤル・カレッジは今年から3年間の大修復工事に入っているため、使用できる部屋が少なく、「ちょっと狭いね」と言いながらのレッスンでした。
毎日、「トナリゼーション」で1日が始まり、そのあと2時間のレッスン、お昼ご飯、もう1時間のレッスンがありました。レッスン内容は、15分のマスタークラススタイルの個人レッスンで、自分の番以外の残り45分は他の生徒さんのレッスンを聴きます。そして、グループレッスンにレパートリー合奏レッスンでした。
レッスン終了後は5ヵ所の会場に分かれて、ソロコンサートがありました。3日目最終日となる31日は合同コンサートでした。子どもたちも指導者も、週末からずっと多忙な生活を送っていたのに、どの人も笑顔で楽しそうでした。
ゴメンなさい。春期講習の写真、すっかり撮り忘れました。
最後に、皆さんからのメッセージです。
■ヘレン・ブルナー(英国、ヴァイオリン、ガラコンサート実行委員長)
今回のコンサートは、私の人生の中で一番素晴らしい経験だったと言わなくてはなりません。
それには数多くの理由があります。そのうちの1つは、遠い日本から豊田耕兒先生が来てくださったことです。鈴木先生の息子さんと言える彼がコンサートにいた、ということは、鈴木先生ご本人があの会場にいたように感じられました。
そして、ヨーロッパの各国でスズキ・メソードで学ぶすべての子どもたちの心を感じ、そしてコンサートを素晴らしいものにしようと、一生懸命練習し、がんばった子どもたちの努力を感じました。
コンサートのレベルは我々が想像した以上に非常に高かったです。
観客はみな泣いていました!おばあちゃんが泣き、親御さんも泣き、子どもたちは「今までで一番いい日だっと言ってくれました。多くの方々から「人生を変えるようなコンサートだった」と言われましたが、私にとっても人生を変えた日でした。なぜって、鈴木先生の夢だった「音楽を通して平和をもたらす」というのを、この目で見たのですから!
違う言葉を話し、違う国に住み、楽譜も譜面台も椅子もないのに、1100名の子どもたちが心の底から一緒に演奏している。どうやって可能にしたのか?
それは、スズキ・メソードのパワーを通して実現可能にしたのです。そして私の素晴らしい指導者である鈴木先生を賞賛し、誇りに思います。
■ミネット・ジョイス(英国、英国スズキ協会事務局長、ガラコンサート・プロジェクトマネージャー)
世界でも音楽ホールとして有名で権威のあるロイヤル・アルバート・ホールで、 素晴らしい実行委員チームと、刺激的で真の演奏リーダーたち、そして指導者ヘルパーのみなさんと真のスズキの信念に基づき、みんなで1つになって働いたことは本当に心が躍る出来事でした。
企画の段階からチャレンジとなることが数多くありましたが、みんなで一団となって解決策を見つけ、いろいろと学ぶことができました。魔法にかけられたような雰囲気、子どもたちと指導者たちのとても美しい演奏、それに精神的に気持ちをとても高めてくれる音楽がコンサートの思い出として私の生涯を通して、記憶に残るでしょう。
「音楽は言葉のいらない心からの言語」次回のコンサートまで待ちきれません!
■ティモシー・マリー (英国、作曲家、伴奏者、ガラコンサート音楽部門実行委員責任者)
意義深いアルバート・ホール・ガラプロジェクトに、伴奏者と編曲家として招待され、私はとても興奮しました。
始めから弦楽アンサンブルの編曲は2つの意味合いがあると思っていました。1つは短い曲を立派で存在感のある曲にすること。もう1つは、いつもの聴き慣れている曲に新しい「何か」を加え、コンサートを何か特別なものにすることです。ピアノソロと弦楽アンサンブルの曲を、小さい協奏曲のように仕立てあげたかったのです。その方がいつもとは違う感じの曲になるし、子どもたちにとっても楽しい経験にもなり、特にものすごい短いリハーサルでも一緒に弾けるようになると思ったからです。
メドレーを作るのが一番のチャレンジでした。各楽器の有名な1巻から対照的な曲を選び、それをつなげて最後に鈴木先生が作曲された、弾いていて楽しい「アレグロ イ長調」で終わるという大きな曲に作り変えることが大変でした。 コンサート前日の1回と当日のリハーサルでどうやって上手くまとめることができるのだろうと、特に心配だったのです。
最終的には何も心配することはありませんでした。すべてが1つにまとまり、誰もがみな見事にチャレンジを達成しました。コンサートはスリルがあって、編曲された曲とカラフルなスポットライトが一緒になってコンサートを1つにまとめ、完璧に近い経験と思い出となって、すべての子どもたち、ご両親、そして指導者たちの記憶にとどまるでしょう。
指導者たちの感想
■ジュアン・ドラウン(英国、ヴァイオリン&ヴィオラ、ガラコンサート音楽&ステージ部門実行委員)
日曜日朝9時。会場内で迷子になっていた最後のマンドリンの生徒が見つかり、ようやく1,100人の子どもたちが所定位置につきました。紙の上でしか存在していなかったステージプランが現実となり、感動的な瞬間でした。彼らが演奏を始めた時の音の美しさを忘れることはないでしょう。私は今まであんなにも感動と喜びの涙を流したことはありません!
チェロ奏者1人につき、前後に何センチ必要だとか、ハープ40台調弦するのに何分かかるかとか、本当に疲れるとはどういうことかなど、コンサートの企画から学びました。 熱心な指導者と実行委員が1つになって、未来への夢と愛情で言葉では表せられないような美しいものを作り上げることができる、自分がその一部となれたことが今回の一番の収穫でした。
■グラント・ミード(英国、ピアノ、ガラコンサート音楽部門実行委員)
音楽部門実行委員とてし参加し、またピアノ科リーダーとしてアルバート・ホール・スズキ・ガラ・コンサートに参加できて、とても名誉で光栄なことと思いますし、また一生忘れられない体験となりました。
1年前、私たちはどうやったらコンサート前日のたった1回のリハーサルで、一度も一緒に弾いたことがない、しかもヨーロッパ各地から集まってくる70名のスズキピアニストが、20台のキーボードで、モーツァルトのK.545、ベートーヴェンのソナチナin F、クレメンティのソナチネとアリエッタを磨き上げ、洗練された演奏ができるか考え始めました。
コンサートの事前に何かと一緒に練習できれば少ないリハーサルでもいけるのではないか、さらに弦楽アンサンブルの伴奏で演奏したらいいのではないかと気づきました。このアイデアはとてもユニークで、今まで誰もしたことがないのです。折に触れて練習を重ねれば、テンポや音楽性の方向を決めることができ、最終的には演奏の質を高める助けになるのです。ティモシー・マレーにコンサートで演奏予定のすべてのピアノ曲と、いくつかの楽器で一緒に演奏する曲の伴奏パートを作るよう、お願いしました。そしてその伴奏の音源をMP3にして、コンサートに参加する子どもたちに送りました。どれだけ素晴らしい伴奏パートができ上がり、それがどれだけすべてのピアノ曲の質を高めたか、事前に想像ができませんでした。子どもたちにとっては、ミニ協奏曲を弾いてる経験になったと思います。
鈴木先生は、いつも私たちに「子どもを信じなさい。彼らは何でもできるようになるから」とおっしゃっていました。そしてこの言葉は、今まで以上に、正しいことであるとこのコンサートで証明されました。私たちは子どもたちを信じ、成功への道とコンサートがとても高い質で想像を絶するような素晴らしいものになるように環境作りに励みました。私は子どもたちが一緒に演奏し、1台のピアノの音ができた時の子どもたちの喜びの表情を忘れることはないでしょう。コンサートは参加した人たちにとって、とても刺激的で、将来は違う子どもたちにも同じ経験をしてもらいたいので、次回のコンサートが実現することを願います。
■アネット・コスタンツィ(英国、チェロ、ガラコンサート音楽部門実行委員)
英国スズキ協会主催で行なわれたロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールでのガラコンサートは、スズキ・メソードにとって素晴らしい名誉となるでしょう。そしてそこに立ち会えたことは私にとって、とても光栄なことです。
何ヵ月にもわたる企画と準備期間、それに何時間にもわたった子どもたちとのリハーサルは、私たちのスズキの信念を試す究極な試練でした。同僚とともに一緒に働き、各国のスズキの指導者たちと演奏し、とても素晴らしい経験を共有できてよかったです。しっかりとしたスズキの信念を持った多数の生徒たちと一緒に演奏したり、彼らの演奏を聴けたことを本当に嬉しく思います。
■ナンシー・デイリー(英国、リコーダー)
まだ習う人が珍しくて、スズキの世界では比較的新しい楽器であるリコーダーが驚くべき素晴らしいイベントに参加できて、本当に光栄でした。鈴木先生が意図されていたように、音楽を通してあんなにもたくさんの違う国籍の人たちを1つにまとめ、荘厳で絶大なスケールのコンサートでした。細部への注意がとても払われ、計画が立てられたコンサートは、プロの雰囲気を持ちつつ、時計の針のように正確に進み、 音楽を奏でる喜びが湧き出ていました。
今回のコンサートのために特別に編曲された音楽、特に各楽器の持ち味を生かしたのは素晴らしく、私にとっての一番のハイライトで 、特にリコーダーは他の楽器に飲み込まれることなく弦楽器と並んで演奏させてもらいました。
リコーダーの生徒たちにとって、このコンサートに参加した経験は宝物として一生記憶にとどまり、これからの人生において刺激を与え続けることになるでしょう。
■ヘザー・クレムソン(英国、ヴァイオリン&ヴィオラ)
ロイヤル・アルバート・ホールで「狩人の合唱をヴィオラでリードしてください」とお願いされ、とても嬉しかったし、誇りに思いました。コンサート当日、初めて通し弾きをした時に、1回目は50名のヴィオラ奏者からの暖かくて響きのある音、そして繰り返し(訳注:コンサートでは2回弾いた)ではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、そしてハープの子どもたち、計1000名の音は圧巻的でした。彼らの演奏を聴いて、「自分がスズキの指導者としての人生を選んでよかった、とても幸運だったな」と気がつきました。
コンサートでは、リーダーとして最初の4つの音を弾いた途端「バンッ」と大きな音がしてA線が切れてしまいました。なんというタイミング! それからは最後の1音までエアーヴィオラで演奏しました。
■クリストフ・ボシュワー(フランス、ヴァイオリン)
このコンサートは何かものすごく特別でした。なぜだろう? それは多分、たくさんの人たちがいろいろな国から参加し、違う種類の楽器の人たちが一同に会し、そして彼らが一緒になって働くのを見ることができ、それを見るのが美しかったからだろう。観客には一人ひとりの音がちゃんと聴こえ、しかもそれがキレイにブレンドされた音として、聴けたことでしょう。とても美しくて、心を打つイベントでした。
大きな会場が必要なのもきちんとわかっているので、スズキの世界で、今回のようなコンサートをもっと開くべきだろうね!
チャルダッシュ!これをリードするのは本当に楽しかった!鈴木先生が「聴く耳を持ちなさい。聴くスペースを作りなさい」とおっしゃっていたことを思い出したので、生徒たちにも演奏を成功させる秘密として伝えました。
■クン・レン(ベルギー、ヴァイオリン)
先週の日曜日、ヘレン・ブルナー先生の思いつきと先導の元で、1,100名のスズキの子どもたちが集まり、1971年にヨーロッパで才能教育が始まって以来、とても強烈で美しくて、感動的なスズキイベントが開催されました。コンサートは豊田先生の指揮により、鈴木先生の「子供の幸を」の、とても暖かくて美しい演奏で幕をあけました。豊田先生のエネルギー、集中力、そしてカリスマ性が、最初から子どもたちをひきつけ、演奏からたった数秒間で会場にいたほとんどの大人たちが感動の涙を浮かべました。とても特別な感情でした。
すべての楽器とグループが美しい演奏をしました。コンサートはとても細部に渡り、計画されていて、たくさんある曲目が切れ目なく次から次へと流れるように演奏されました。生徒や指導者は、各ヨーロッパから、もしくはもっと遠くからコンサートに参加しにやってきました。新旧の友だちに会うことができて、とても嬉しかったです。このコンサートによって、ヨーロッパ各国のスズキ・メソードが近年どのように進化し、発展したかの感動的な証明を最大限に示すことができたと思います。
私はこのイベントの成功に関わった人たちすべてに、深く感謝を捧げます。まず最初にお礼を伝えたいのは私の母です。子どもを10巻が弾けるように育てるのは並大抵の努力ではありません。「ママ。毎日僕を練習させてくれて、どうもありがとう!」
スズキの世界を1つにまとめる次の機会を楽しみにしています。
■アンカ・ヴァン・デ・ビル(オランダ、フルート)
この素晴らしい英国スズキ・ガラコンサートは、参加した人たちにとって永遠にためになったことでしょう。どの生徒たちも、コンサートのレパートリーを練習しながら、演奏レベルを引き上げることができました。彼らはまた、世界中の国から参加した人たちと新しい友だちを作ることができ、スズキの世界には国境がなく世界は1つということを実感したでしょう。
コンサート実行委員会は、何ヵ月にもわたり、1つになって準備をし、関係が深まりました。指導者達は新しい知り合いを作ったり、古い友だちに再会できました。演奏者、指導者、そして観客は音楽を一緒に作り、その雰囲気に深く感動しました。
音楽は人々を1つにし、世の中が今までよりもいい場所であるように手助けできるのです。
■ラマ・チョブヘ(インド、ヴァイオリン)
最初に私が英国スズキ・ガラコンサート参加への招待状を受け取った時は、簡単には信じられませんでした。とても歴史があり、一流の舞台で演奏する事ことは、インドのスズキファミリーにとって、想像を絶する体験だったからです。
コンサートに参加した24ヵ国、1,100名の中に入れてもらえ、夢と信念を持ってこのコンサートを可能にした愛すべきヘレン・ブルナー先生には、ただただ感謝しています。
2016年3月27日、ロイヤル・アルバート・ホールにいたすべての人たちは、鈴木先生の「音楽を通して安全で美しい世界を作る」という未来像を信じるしか選択の余地がなかったでしょう。すべての子どもたち、それぞれの家族はスズキの信念に、さらに刺激を受け、鈴木先生の夢を追い続けると誓うでしょう。
インドのプネーに住む16名のスズキの生徒たちが、今回のイベントに参加するために英国にやって来ました。
■エドワード・クライトマン(米国、ヴァイオリン)
英国スズキ協会がイースターサンデーにロイヤル・アルバート・ホールにてスズキ・ガラコンサートを催しました。このわくわくするイベントの準備は何ヵ月にも及びました。 各ヨーロッパ、インド、オーストラリアそしてアメリカから 生徒達が参加しました。このコンサートは、コンサート実行委員長のヘレン・ブルナー先生の素晴らしい思いつきと、英国スズキ協会の事務局長ミネット・ジョイスさんの働きで達成できました。
実に、荘厳なコンサートでした。会場はものすごい熱気に包まれていました。スズキ・メソードにおいて、最もベストなコンサートの例となったでしょう。各楽器の素晴らしい演奏。非常に優れたリーダーの指導者たちが、生徒たちをどんどん高いレベルで演奏できるように上手にサポートしていました。
私は今まで、こんなにも若い人々の発展と成長をまじかに見られることを誇りに思ったことはありません。 世界共通語の音楽でお互いにコミュニケーションを取り、子どもたちのすべての年齢と文化が混じり合って1つになりました。この努力の効果は、子どもたちの将来何年にもわたって残り続け、生徒のご両親、そして指導者にとってはこの非常に素晴らしい経験が反映されることでしょう。真の音楽は心から!
■ルース・ミウラ(スペイン、ピアノ)
豊田先生とスペインのルース・ミウラ先生ガラコンサートは魔法にかかったような雰囲気で 視界に入ったたくさんの楽器が弦楽アンサンブルの伴奏で一斉に演奏し、 ロイヤル・アルバート・ホールは心を揺るがす音に包まれました。
私にとって一番心を打たれた場面は、豊田先生の指揮で、ピアノ科の生徒達が他の楽器とともに「子供に幸を」を演奏しているのを聴いた時でした。鈴木先生の願いだったすべての子こどもたちに幸あれという心と、先生の魂をとても強く感じました。
■マーティン・ルッティマン(スイス、ヴァイオリン、ヨーッロッパスズキ協会会長)
ロンドンで行なわれた初めてのガラ・ウィークとロイヤル・アルバート・ホールでのコンサートの開催を可能にしたすべての方に、私は心の底から、感謝を伝えたいです。
誇張なしにに何百人もの指導者が何ヵ月も前から準備をしたり、コンサートの当日調弦をしたり、子どもたちを整列させたり、いろいろと書ききれないほど働いていました。
ヨーロッパの各地から演奏しに来た1100人以上のの子どもたちが、ヨーロッパやその他の国のたくさんの著名な指導者のリードのもとで弾いているの見るのは、ヨーロッパスズキ協会の会長として最大限に喜ばしいことでした。豊田耕兒先生が貴賓としていらしてくださったこと、そして日本大使館と大和日英基金にてスズキ・メソードについて素晴らしいスピーチをしてくださったことを光栄に思っています。両方のイベントはスズキ・メソードを幅広い観客に存在を知ってもらい、個人的なつながりを見つけたり、スズキの世界と似たような目標を持っている他の団体を結びつけるのに、とても重要な役割をしました。
このコンサートの関わった人たちのすべてが、今ご褒美のお休みをもらえているところで、嬉しく思います。今回のイベントはヨーロッパのスズキ・メソードの歴史にとって、本当に画期的な一歩となりました。誰にでも愛される同僚であり、友人であるヘレン・ブルナー先生以外に、今回のようなヴィジョンと夢を持つ人はいなかったし、彼女の夢を叶えるのに携わった人たちは「私が」というより「私たちが」という意識を持つことが重要だと身を持って示しました。これはイベントに参加したすべての子どもたち、ご両親にとって、とても簡潔な意味合いを持ち、将来のスズキ・メソードをより良いものを作るきっかけになると願います。
■ホイカー・ハネソン(スウェーデン、チェロ、ヨーロッパスズキ協会名誉会長、ヨーロッパスズキ指導者発展信託委員長)
Haukur F. Hannesson Royal Albert Hall London世界のスズキコミュニティーによる見事な国際ミュージックイベント
世界中から来た子どもたち、指導者がロンドンに集まり、たった1日リハーサルをしただけで、実力と音楽的に成熟したとても見事なコンサートを開催しました。真の国際的なスズキの活動と魂を証明したと言えるでしょう。
音楽は すべての参加者が話す本当の世界共通語であることが明白になりました。
共通のゴールを持ち、世界に広がるスズキ・メソードに深い価値を見出し、私たち指導者、生徒、親御さんの全員で、日々の積み重ねによって可能にしたのです。
コンサート実行委員会はとても素晴らしい仕事をしたと思います。
2016年3月27日にロンドンロイヤル・アルバート・ホールで行なわれたスズキ・ガラコンサートは、すべての参加者による並外れた集中力と熱心な演奏で本当に記憶に残るイベントでした。
■ウナ・ニ・フラナガン(アイルランド、ハープ)
英国スズキガラコンサートに参加した45名のハーピストのまとめ役として働いている時に、人とのつながりは、なんて素敵なんだろうと、思わせることが多々ありました。
「ホリーウェル・ミュージック」は33台のハープを貸してくださり、そして美しいリハーサル会場を提供してくださいました。「グリフィンのパン屋さん」は 15台のハープをアイルランドからロンドンに運べるよう配達用のバンを1週間貸してくださいました。「コノリー・デザイン」という会社はバンの運転手を、ハープメーカーのエラ、キラーニー、カランと「ハープシクル・ハープ」は、私たちの船代とガソリン代を負担してくださいました。
そして、コンサート当日、日曜日の朝5時に集合し、ハープ屋さんからロイヤル・アルバート・ホールに運ぶのを手伝ってくれた無償のボランティアグループの方々。
彼らの経済的、肉体的な手助けがなければ、今回のコンサートに参加することはできなかったので、とても感謝しています。
1歩ずつ本番に近づく中、英国スズキ協会の実行委員会は思いやりがあり、勤勉で、プロ根性があり、私たちと同じレベルで話をすることができました。
当日朝のリハーサルで、アンサンブルの第一音を聴いた時、今まで一生懸命働いてきた努力が報われたと思いました。1100人の若い音楽家が一緒になって奏でた美しい響き、意思を持った素晴らしい音楽性は、ただただ信じられなかったです! あまりの美しい響きに、すべての聴衆の目に涙が浮かんでいました。今回のコンサートは数千人の生涯にまたとない経験になり、そこに参加できたこと’は私の喜びです。
生徒たちの感想
■タニーシュ、男性、12歳、インド出身、ヴァイオリン
ガラコンサートはとても楽しくて、これからずっと覚えていることでしょう。僕の通う学校では、スズキの音楽を演奏するインドからもあんなにもたくさんの子どもたちがやって来て、しかも世界のあちこちから来た子どもたちが一緒に演奏し、いろいろな種類の楽器の演奏を聴くことができ、とても素晴らしい経験をしました。コンサートの最後に風船が落ちてきたことが一番よかったかな。次回の大きなイベントを楽しみしています。
■クララ、女子10歳、ドイツ出身、リコーダー
■クリスティアン、男子、8歳、ドイツ出身、リコーダー
「ロイヤル・アルバート・ホールでの忘れられないイベントを企画してくださって、どうもありがとうございま」と伝えたいです。本当にたくさんの子どもたちがプロのように完璧に一緒に演奏したのを見られて、とても素晴らしく思いました。会場、子こどもたち、偉大な音楽、すべてが素敵でした!
私の子どもたちに「こういう素晴らしいコンサートに参加するチャンスを与えてくださって、ありがとうございます」と感謝の気持ちで一杯です。
クララとクリスティアンは、コンサートの終了後も上機嫌でした。夫トーマスと私も子どもたちを誇りに思うし、幸せでした。私の家族はこの素晴らしいイベントのことを決して忘れる事はないでしょう。
■匿名希望、男子、13歳、ノルウェー出身、ヴァイオリン
コンサートは刺激的で、あんなにもたくさんの人達とロイヤル・アルバート・ホールで演奏できてとてもいい経験でした。もう少し会場の出入りがスムースだったら嬉しかったけど、他がうまくいったから、いいとしましょう!
■匿名希望、女子、13歳、アイスランド出身、ヴァイオリン
前日リハーサルもコンサートも本当に楽しくて、大好きでした。
■エリック、男子、10歳、スペイン出身、ヴァイオリン
コンサートは素晴らしかった!
■イザベラC、女子、7歳、英国出身、ヴァイオリン合奏に参加
とっても、とっても、とーっても素晴らしかった!先生方が優しかったから楽しかったわ。
■マーク、男子、15歳、スペイン出身、ヴァイオリン
コンサートは好きだった。会場はとてもよくて、大きかった。
■イザベラW、女子、7歳、英国出身、ヴァイオリン合奏に参加
よかった。とても立派な場所だった。華々しい場所に入れて、とても私が特別な人になったような気分がしました。いい機会をありがとう。
■サシャ、女子、9歳、英国バーミンガム出身、ヴァイオリン
非日常的で楽しくて、刺激的で、そこにいるだけで楽しかった。今まで参加したイベントの中で一番よかったし、楽しくて仕方がなかった!
■レイラ、女子、8歳、オーストラリア出身、ヴァイオリン
そう!あの男性(豊田先生)はとても優しくて親切だった。彼は本当にいい人だったな。いい心を持った人だった。彼が鈴木先生の養子だったなんて信じられない!!!!!
■アリアーナ、女子8歳、スウェーデン出身 スコットランドエディンバラ在住、ヴァイオリン合奏に参加
楽しかった、刺激的だった、面白かった、素晴らしかった、そしてたくさんたくさん楽しみました!!!
■ソフィー、女子10歳、アイルランド出身、ハープ
アゼンリーという小さい街や、アイルランドみたいに小さい国の出身の生徒たちにとって、ロイヤル・アルバート・ホールに行くことは、とてもすごいことでした。とっても素晴らしかったです!
Messeges
■Helen Brunner - UK, Violin, RAH Concert Director
This concert was the most amazing experience of my life I have to say. Many factors contributed to that. One of them was Koji Toyoda coming all the way over from Japan – I was very affected by the fact that Suzuki’s own son, so to speak, was there, it was as if Suzuki himself was there. I had a feeling that in their hearts every single child who is learning Suzuki Method in Europe was involved, to work hard and to practice hard and to make the grade for this concert.
The level was so high, so much higher than we anticipated. People were crying! Grandmothers were crying, parents were crying, children were telling me that was the best day of their life. I have heard so many people say it was a life changer and I can say personally that my life changed also, because I saw Suzuki’s dream in action, which is: peace in this world through music.
1100 children playing together with their hearts, with different languages, different countries, no music, no music stands, no chairs; how did they do it? They did it though the power of the Suzuki Method, and I have to say I praise the pioneer, my wonderful guru, Suzuki.
■Minette Joyce - Administrator, British Suzuki Institute, RAH Project Manager
It was a real pleasure to work on this event with such an amazing team and truly inspirational performance leaders and teacher helpers, all of us working together in true Suzuki spirit to produce this concert at the Royal Albert Hall, one of the most prestigious and iconic music venues in the world. There were many organisational challenges along the way but we overcame them together and learnt from them. The memory of the concert will stay with me forever; the atmosphere was magical with children and teachers playing so beautifully and the music was incredibly uplifting. “music is the language of the heart without words” I can’t wait to do it again!
■Timothy Murray - UK, Composer & Pianist, RAH Music Director
I was very excited to be invited to be an accompanist and arranger for this momentous Albert Hall Gala project.
From the start I felt that the ensemble arrangements would serve two purposes - to make some of the shorter pieces feel grander and to bring something 'extra' to listen to with the familiar tunes to help make the concert special.
For the piano ensemble pieces we wanted to make them feel like mini concertos which would be an different and exciting experience for the children and help with playing together with minimal rehearsal.
The Medley was the biggest challenge - to arrange a contrasting selection of book 1 pieces for every instrument and link them all together to make one big composition finishing with everyone playing Dr Suzuki's joyful 'Allegro'. My concern with this was also how it would work on only one rehearsal the day before!
In the end, there was never any reason to worry. Everything came together and everyone rose to the challenge magnificently. The concert was thrilling and I believe that the arrangements together with the lighting helped tie the concert together to create a complete experience that will stay with every child, parent and teacher for the rest of their lives.
Messages from Teachers
■Juan Drown - UK, Violin&Viola, RAH Music Team/Stage Management
9am on Sunday. The last Mandolin players had been found and finally 1100 children were in place. The sight of my stage-plans made into reality was a moving experience! But then they began to play, and the beauty of tone was unforgettable! I have never cried so much for joy as I did in this concert!
I now know how many centimetres a cellist takes from front to back, I know how long it takes to tune 40 harps, and I have a new understanding of what tiredness is. But my biggest lesson was to be part of a team of united and dedicated teachers and organisers, who with their vision and their love, created something of astonishing beauty.
■Grant Mead – UK, Director of Piano Suzuki Gala Concert, RAH Music Team
It was a huge privilege to have been part of the music team organising and leading at the Albert Hall Suzuki Gala Concert and an experience I will never forget.
A year ago we started to imagine how we would successfully bring together 70 Suzuki pianists from all over Europe who had never played together as a group on twenty keyboards before and produce polished performances of Mozart K545, Beethoven Sonatina in F, Clementi Sonatina & Arietta (as well as many combined instrumental items), all in one rehearsal the day before the concert.
The whole idea was unique and had not been done anywhere before, so I realised it would be a great advantage for them to have something to practice with before the concert and ensemble accompaniments to perform with on the day. This would help to establish a common tempo and interpretation as well as enhance the actual end performance. I asked Timothy Murray to compose accompaniments for all the piano and multi instrument pieces which we then sent as an MP3 to all the children enrolled for the concert. I could never have imagined how brilliant these arrangements would be and how much they supported and enhanced all the piano items – all like a mini piano concerto experience for those playing.
Dr Suzuki always taught us to “trust children and they will be able to do anything” and this could never have been more true at this concert. We believed in the children and provided them with an environment that would ensure their success and produced a concert which was truly outstanding in both quality and imagination. I will never forget the joy in the faces of all the children as they worked together as one voice. It was an inspirational concert for everyone involved and I hope we will be able to repeat it again for other children in the future.
■Annette Costanzi
- UK, Cello, RAH Music Team
The British Suzuki Institute's Gala concert at the Royal Albert Hall in London was a great credit to our Suzuki Method and I feel privileged to have been a part of it.
The months of preparation and organization plus the hours of rehearsal were the ultimate realization of our Suzuki philosophy: that of working together, leading pieces with colleagues from around the Suzuki world and sharing a marvellous experience.
Playing with and listening to so many dedicated Suzuki students was a true joy.
■Nancy Daly
- Suzuki Recorder Teacher Trainer
It was a real privilege, as a minority instrument, relatively new to the Suzuki world, to be part of such an astonishing event. The sheer scale was awe-inspiring, bringing together so many nationalities and uniting them through music, just as Dr Suzuki intended. There was an extraordinary attention to detail throughout which resulted in a performance that went like clockwork, with an air of professionalism that allowed the sheer joy of the music to shine through. Having music especially arranged to highlight the particular configuration of instruments was particularly brilliant, enabling instruments such as the recorders to have their place alongside the strings rather than being engulfed.
For our recorder students the concert was an experience to remember and treasure, and one that will continue to inspire them in time to come.
■Heather Clemson - Director BSI Birmingham Teacher Training course
I was honoured and excited to have been asked to lead the Violas in Hunter's Chorus at the RAH - first time through was just the warm, resonant sound of the 50 violists and second time with everyone -1,000 children playing violin, viola, cello, bass and harp. The sound was overwhelming and made me realize what a very fortunate person I am to
have spent all my working life as a Suzuki teacher.
As to the performance - I played about 4 notes as leader and my A string went with a loud 'bang' - great timing - Suzuki 'miming' forthe rest of the piece.........!
■Christophe Bossuat
- France, Violin
This concert was something special. Why? – because lots of people from different nations met up, also different instruments, and it was beautiful to see how they were working together. You could hear the individual tones and also the blended sound. It was a beautiful and “heartful” event.
We should do more of this in the Suzuki world but I am aware that we need large concert halls!
Czardas: I had great fun leading this! To make the performance work I remembered Dr. Suzuki teaching me to “make the space to listen”.
■Koen Rens - Belgium, Violin
Last Sunday, under the leadership and inspiration of Helen Brunner, 1100 Suzuki children gathered in what became one of the most intense, beautiful and emotional Suzuki events that ever took place in Europe since the start of Talent Education in 1971. The concert opened with a very warm and beautiful rendering of Suzuki Sensei’s Wishing, lead by Prof. Toyoda. His energy, focus and charisma pulled everybody along from the start and after a few seconds most adults in the hall had tears in their eyes from emotion. It was very special!
All instrument groups performed beautifully. The concert was carefully planned and the different numbers on the program were flowing seamlessly. Students and teachers had travelled from all over Europe and some even further away. It was a great pleasure to meet old and new friends but most of all the concert was an impressive demonstration of how the European branch of the Suzuki Method is evolving recently.
I feel deep gratitude to all who made such a successful event possible. And in the first place to my own mother. It is a huge effort to bring children up to the level of book 10. It is parents who make such a development possible!
Thank you mama for making me practice every day!
I am looking forward to the next opportunity to bring the Suzuki World together !
■Anke van der Bijll - Netherland, Flute
This fantastic British Suzuki Gala Concert will have lasting benefits for all involved. All pupils have raised their level of playing while preparing the repertoire. They have made new friends from all over the World and now know Suzuki is a global movement without boundaries.
The organising committee has become a close team over the many months of preparation. Amongst the teachers new friendships were formed and old friends have met again. Players, teachers and audience were deeply moved by the atmosphere created through making music TOGETHER.
Music CAN unite people and help the World become a better place.
■Rama Chobhe - India, Violin
At first, when I received the invitation to participate in the British Gala Concert, I simply could not believe it. Performing on such a historic and prestigious stage was beyond the imagination of all the SUZUKI families in India. It is all thanks to our beloved teacher who dreamed a dream and made it possible for all these 1100 children from 24 countries to be a part of it.
Everyone present at The Royal Albert Hall on the 27th March 2016 had no choice but to believe in Dr. Suzuki's vision of creating a safe and beautiful world through music. Each and every child and family has returned home inspired by his philosophy and with a pledge to carry forward his dream.
16 Children from Suzuki school of violin, Pune, travelled from India to participate in this event.
■Edward Kreitman - Director Western Springs School of Talent Education and Naperville Suzuki School
The British Suzuki Institute presented a Suzuki Gala at the Royal Albert Hall on Easter Sunday. Preparations for this exciting event had been going on for months. Students came from all over Europe, India, Australia and the U.S.
The concert was brilliantly conceived by Concert Director, Helen Brunner and executed by BSI administrator Minette Joyce. The overall affect was awe inspiring. The energy in the hall was palpable. This was an example of the Suzuki Method at its very best. Brilliant performances by every instrument. Fantastic leaders helped students to take their playing to higher and higher levels.
I have never been so proud to be part of a movement that seeks to nurture and develop young people. Children of all ages and cultures came together to communicate with each other through the universal language of music. The effect of this endeavour will be felt for years into the future as children, parents and teachers reflect on this extraordinary experience. Truly Music from the Heart!
■Ruth Miura - Spain, Piano
豊田先生とスペインのルース・ミウラ先生The Gala Concert created a magical atmosphere with the sight of so many instruments playing together, accompanied by chamber orchestra and filling the Royal Albert Hall with heartfelt tone. For me, one of the most moving moments was to hear the piano students playing Wishing with the other instruments with Professor Toyoda conducting.
I felt Dr. Suzuki's spirit very strongly and of his wish for the happiness of all children.
■Martin Rüttimann (Switzerland, Violin, ESA Chair)
From the bottom of my heart I would like to thank everybody involved who made this First Gala Week and the concert in Royal Albert Hall in London possible. Literally hundreds of teachers have helped either in the preparation which started months ago or at the day of the concert tuning, lining up children etc etc.
In my capacity of the chairman of the European Suzuki Association I was utmost delighted to hear and see more than 1100 children from all over Europe to perform together under the leadership of many distinguished teachers from Europe and oversees. We were truly honoured to have Prof. Koji Toyoda as our honorary guest, who gave some excellent speeches about the Suzuki method in the Japanese Embassy and the DAIWA Foundation. Both events also were important to bring the Suzuki method to a wider audience and to search for more connection with individuals and also with association which may have similar goals as ours.
I sincerely hope that everybody in charge now takes a very well deserved rest. This was truly a milestone in the history of the Suzuki movement of Europe. Nobody else than our beloved colleague and friend Helen Brunner could have had such a vision, which now came true because everybody involved showed that the “WE” is much more important than the “I”. This was a very clear message to all children and parents present and will hopefully fall on fertile ground.
■Haukur F. Hannesson
Suzuki Cello Teacher, Honorary President European Suzuki Association, Chairman of the European Suzuki
Teaching Development Trust (A Registered Charity in England)
Haukur F. Hannesson Royal Albert Hall LondonA Magnificent International Music Event by the Global Suzuki Community
Children and teachers from all over the world gathered in London for a day of rehearsals and on the following day gave the most magnificent concert showing their ability and musical maturity. It demonstrated to me the true international spirit of the Suzuki movement. It is clear that music is truly a universal language spoken by all the participants. This is made possible by the common goals and values imbedded in the Suzuki Method worldwide, which of all of us, teachers, pupils and parents adhere to on a daily basis. The organizational team did a wonderful work. All participants demonstrated exceptional focus and dedication in their performance, making The Suzuki Gala Concert at the Royal Albert Hall in London on March 27, 2016 a truly memorable event indeed.
■Una Ni Fhlannagain (Ireland, Harp)
As coordinator of 45 harpists for the British Suzuki Gala, I was shown time and time again how wonderful humans can be! Holywell Music enabled our participation by giving us 33 harps on loan, and a beautiful rehearsal space. Griffins' Bakery gave us their bakery van for a week to drive 15 harps over from Ireland, Connolly Design provided a van driver, and Irish Harpmakers Eala, Killarney, Callan, and Harpsicle Harps paid for our ferry and petrol. I had an incredible group of volunteers, most notably who met at 5am on Sunday in order to move harps into the RAH. We simply could not have participated without the generosity of our sponsors and volunteers, and we are immensely grateful. Along every step of this journey, the BSI team matched us with their professionalism, diligence, and helpfulness. Finally, all the hard work paid off when we heard the first notes of the ensemble in rehearsal... the sound of 1100 young musicians, playing together in perfect harmony, with intention and great expression, was just *incredible*. Its beauty brought tears to the eyes of every single listener. This was the experience of a lifetime for thousands of people, and it was a joy and an honour to be involved.
Messages from Students
■Tanish,12 years old boy, Violin, India
The gala concert was a lot of fun and something I am going to remember for a very long time. Coming from India where it's only our school who plays the Suzuki music, playing with so many other children from all over the world and hearing so many other instruments was Awesome experience. Balloons in the end was the best part. I am looking forward to the next grand event.
■Clara 10 and Christian 8, Germany, Recorders(Written by parents)
I like to say thank you so very much for the unforgettable event at the Royal Albert Hall. It was really amazing to see so many children played together in a completely professional way. The Hall, the children, the great music, it was fantastic!
I want to say thank you very much to you for the opportunity for our Kids to take part in this great concert.
Clara and Christian were so happy at the end of the day and Thomas an I were proud and happy too. Our whole family will never forget this fantastic event.
■Name withheld, Boy from Norway, violinist, 13
The concert was exciting, and it was a very nice experience to play with that many people in the Royal Albert Hall. It could have been a little bit better organised but everything went after the plan.
■Annabel, from London, recorder playtogether, 7
It was exciting. I played recorder.
■Name withheld, girl from Iceland, violinist, 13
The practice and the concert were really fun and I enjoyed it very much.
■Elisa, from Italy, violin, 6 (a comment about the National Workshop and playtogether)
I like your lesson. Thank you for your frog. I enjoyed the playtogether – it was a real concert with Lilia. I was in PT4
■ Erik, from Spain,violin, 10
The concert was amazing!
■Isabella C, Britain, violin play-together, 7
It was so so so so AMAZING! I enjoyed it because of the kind teachers.
■Marc, Valencia, Spain, violin, 15
I like the concert and the place was very good and big.
■Isabella W, Britain, violin playtogether, 7
Nice. Very grand place, so I felt privileged to be in a spectacular place.
Thank you for the opportunity.
■Sascha, Birmingham, violin, 9
I thought it was extraordinary, fun, exciting and so much fun to be in. It was the best thing I have ever been in and it was FUN FUN FUN!!!
■Leila, Australia, violin, 8
YES! That man (Toyoda) was nice and kind to us. He really meant it. He has a good heart. AND I CAN NOT BELIEVE HE WAS SUZUKI’S ADOPTED SON!!!!!!
■Arianna, Swedish living in Edinburgh, violin playtogether, 8
Fun, exciting, enjoyable, great, good and I had lots and lots of Fun!!!
■Sophie, Ireland, Harp, 10
I think that it's so amazing for students from such a small place as Athenry, and a small country like Ireland, to be able to go to the Royal Albert Hall. It was so amazing!